ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

「手づくり調味料」って意外とカンタン!

「手づくり調味料」というとハードルが高い感じがしますが、どこの家庭にもある材料でできるので、まとめて作って保存すれば、忙しいときにもすぐ使えるお助け調味料の役割を果たしてくれるんです。 しかも、自分で作れば完全無添加で安心ですし、塩分や辛さも好みに調整できたりとメリットがたくさん! さっそくおすすめの「手づくり調味料」を5つご紹介します。

1. 旨みが詰まった殻の有効利用!「エビ塩」

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奮発して買った殻付きの海老、おいしく身を食べたら、残った殻も有効活用しましょう。 フライパンで海老の殻を香ばしく乾煎りしたら、塩を加えて海老の風味を移すようにさらに炒ります。しっかりと冷ましてからミルで細かくすれば、あっという間に「エビ塩」のできあがりです。

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乾煎りの段階から立ちのぼる香ばしい海老の香り……。ヨーロッパで親しまれるスープ・ビスクでもわかるように、海老の殻には旨みが凝縮しているんです。ゆでたじゃがいもやサラダにパラリと振れば、磯の香りをまとった上質な味わいが手に入ります♪

2. 火を噴く辛さがクセになる「毛沢東スパイス」

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2018年の"シビ辛ブーム"をけん引した花椒と山椒。ビリビリ・ジリジリと舌を刺激する辛さは、辛味だけでなく旨みと中毒性を備えた最強の香辛料です。 中国の思想家・毛沢東の故郷で古くから親しまれた激辛の"湖南料理"。ここで多用されていたのが毛沢東が愛したことから命名された「毛沢東スパイス」です。

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フライドオニオンにフライドガーリック、粉唐辛子に山椒……。旨みと辛味の代表選手を一挙に集めたような毛沢東スパイスは、フライドチキンやチャーハンなど、使い方の可能性は無限大です。「辛いのにやめられない!」初めての体験をご家庭で♪

3. 完全無添加!辛さも自在「カレーペースト」

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溶かせばすぐにカレーができる、カレールーの便利さも捨てがたいですが、香味野菜とスパイスを丁寧に炒めた自家製の「カレーペースト」があれば、本場のカレーがすぐに楽しめますよ。 みじん切りにした人参や玉ねぎをしっかりと炒め、クミン、ターメリック、ガラムマサラとともにさらにじっくりと炒めます。トマトピューレを加え、なめらかになったものをさらに炒めて水分が飛んだら完成です。

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手間はかかりますが、スパイスの香りを感じながらの調理は、案外あっという間なんです。完全無添加なのも安心ですね。カレーのほかに、ヨーグルトをプラスして鶏肉をマリネすれば、本格的なタンドリーチキンが完成しますよ。

4. 冷えてもとろり。黄金色に輝く「大学蜜」

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芋好きの筆者が熱愛する、大学芋がいつでもすぐできる「秘伝の大学蜜」。何がすごいかというと、冷えてもカチカチに固まらず、トロリと流れる絶妙な濃度でしっかりと芋に絡みつくすぐれもの。 水やみりん、砂糖を煮詰めたら、ポイントとなる酢を加えます。これが冷えても固まらない最大の秘密。さらに水あめを入れ、醤油を少量垂らして風味を付ければあっという間に完成します。
これさえあれば、もうカチカチの大学芋や、蜜が物足りない大学芋ともおさらばです!トーストにバターと大学蜜をたらした「大学トースト」も絶品ですよ。

5. 材料4つで奥深い旨み「トマト味噌」

作り置きトマトソースには味噌を加えるのが新定番!材料はトマト缶と塩、砂糖と味噌の4種類なのに、驚くほど旨みを感じるのは、トマトと味噌の相性のよさのおかげです。

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味噌と組み合わせることで、トマトの旨み成分・グルタミン酸をより感じ、おいしくなるんですね。 混ぜ合わせてレンジにかければ2分で完成!チキンソテーやピザソースとしてどうぞ♪

「手づくり調味料」で手軽に丁寧な生活を♪

「手づくり調味料」の楽しみは、気取らず好みの分量で作れること。さらに、どんな材料を使っているか目で見てわかるので、安心して使えるのも魅力。 いつもの料理に実験感覚で足してみると、意外なおいしさの扉が開けますよ♪

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