ライター : 高橋実可子 (Miya)

栄養学博士/ライター

前菜からデザートまで。フレンチの主なコース構成

Photo by 前田未希

アミューズ

アミューズには、「お楽しみ」という意味があります。数口で食べられるくらいのサイズの小さいサイズの料理です。食前酒と一緒に楽しむことを目的としており、日本風で言えば「突き出し」や「お通し」が近いニュアンスです。

色鮮やかな食材を使用したものも多く、最初に出てくることからコースの顔とも言えますね。

オードブル

オードブルは直訳すると「作品外」という意味になり、提供されるフルコースの料理以外のメニューを指しています。そのためお店によってメニューは異なり、温かいものから冷たいものまで幅広くあります。

基本的には、これから始まるフルコースに向けて、食欲を増加させるための前菜としての役割があります。

スープ

フレンチのコースは、「スープ料理からが本番」とも表現されます。フレンチのスープの種類は、透き通ったスープのコンソメタイプか、とろみのあるポタージュタイプ、どちらの特徴も併せ持ったヴィシソワーズが運ばれてくることが基本です。

付け合わせにパンが出てくることもあり、スープと一緒に楽しむことができます。

魚料理

魚料理は「ポワソン」とも呼ばれています。フレンチの最初のメイン料理として、肉料理の前に提供されます。魚だけに限らず、えびやいかなどの魚介類を含めた海鮮料理を指しています。

魚を食べる際は、身をナイフとフォークで食べやすく切る必要があるので、魚料理のフォークは先が少し尖ったものが用意されるのが一般的です。

グラニテ、ソルベ

グラニテは「ソルベ」とも呼ばれています。果実をベースにした「シャーベット」や「ソルベ」、「グラニテ」といった氷菓子が肉や魚料理の後に、食事の口直しとして提供されます。デザートの様にも感じられますが、糖分が控えめで甘味が弱く、さっぱりした味のものが多いのが特徴です。

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