ライター : ako0811

かぼちゃ天ぷらの作り方

Photo by ako0811

じっくり低温で揚げたかぼちゃの天ぷらは甘味があり、ほくほくの仕上がり。焦がさないように、パサつかせないように、上手に揚げるコツをご紹介します。

材料(4人分)

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かぼちゃの切り方

1.かぼちゃをカットする

ヘタの横に包丁を入れている様子

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かぼちゃは皮が厚く、丸ごとから切り分けるのは少々大変です。コツは、ヘタの真上から半分にカットするのではなく、ヘタ避けて包丁で切れ目を入れます。そして包丁の中央部分を当てて、全体に力が入るように体の重みを使って半分にカットしましょう。 半分にしたら、平らな切り口を下にして置いて安定させます。さらに半分にカットすれば1/4カットになります。ヘタは、包丁の刃先でそぎ取るように切り落とします。
わたをスプーンで取り除いています

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1/4に切り分けたら、スプーンで種とワタをきれいに取り除きます。ワタが残っているとグジュグジュした食感になるので注意してくださいね。一度さっと水洗いしてキッチンペーパーで水気を拭きとっておきましょう。
かぼちゃを5mm幅にスライスしています

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切り口を下にしてかぼちゃを安定させてから、かぼちゃの繊維に沿って(模様に沿って)5mm幅にスライスします。包丁は押し出すようにカットすると力が入りやすくきれいに切れますよ。

作り方

1.かぼちゃに小麦粉をまぶす

かぼちゃのスライスに小麦粉を刷毛で塗っています

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スライスしたかぼちゃの表面に分量外の薄力粉をはけで薄くまぶします。後につける衣と食材の接着剤的な役割となりますので、面倒からずに行いましょう。

2.天ぷら衣を作る

水と卵黄をボウルに入れる

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サクサク衣を作るポイントは、先に冷水と卵黄をよく混ぜておくことです。これで薄力粉を投入した際に混ぜすぎなくてすみますよ。
ボウルに入った卵液に薄力粉を混ぜる

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薄力粉を2回に分けて加えます。最初の半量は菜箸でぐるぐるっと粉っぽさがなくなるように混ぜ合わせます。薄力粉は混ぜすぎると粘りが出てしまうので、手早くしましょう。
衣に炭酸水を混ぜる

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残りの薄力粉を加え、菜箸で軽く合わせます。この時、多少粉っぽく残っていても問題ありません。混ぜすぎてねばねばした衣にならないように十分注意してください 最後に冷やしておいた炭酸水を加えて混ぜ合わせます。衣は時間が経つと粘りが出てしまうので、できあがったらなるべく早く揚げる工程に入りましょう。

3.かぼちゃを油で揚げる

揚げ油の温度を確かめているところ

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根菜は火が通るのに時間がかかります。揚げ油の温度は160度の低温に設定し、じっくり火を通すことで甘味が増しホクホクとした食感になります。 160度というのは、衣を油の中に振り入れたとき、一旦底まで沈んでからゆっくり上がってくる感じです。沈まなかったり、上がってこないようなら低温、パッと散ってしまうようなら高温です。
かぼちゃのスライスを衣液にくぐらせている様子

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かぼちゃのスライスを衣液にさっとくぐらせ、揚げ油にそっと入れます。一度に沢山入れてしまうと温度が下がってしまいますので、隙間ができるようにしておきましょう。
かぼちゃを揚げています

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投入してから30秒程度、衣の表面が固まるまでは触れずにおきましょう。薄く色づいてきたら上下を返しながら全体が同じ色合いになるまでこんがり揚げます。(3分程度)
竹串を刺して中まで火が通ったか確認しています

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かぼちゃに竹串をさして、す~っと入ればしっかり揚がっているサイン。取り出しましょう。
揚がった天ぷらを網の上で冷ましています

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網の上で間隔をあけて並べ油を切るように冷まします。この時、数分放置することでその余熱によりじんわり中まで火が通ります。 中はしっとりほくほく、衣はサックサクでできあがりです♪ 天つゆや塩をかけていただくと、しょっぱさと相反し甘味がより一層引き立ちますよ。

作るときのポイント

天ぷらの衣作りは、混ぜすぎないこと、そして冷たいまま作ることです。よって、薄力粉を加えてからは粉っぽさが残ってもOK!さっと混ぜ合わせる程度にし、投入する水や炭酸水は冷たいものを使用してください。揚げ油との温度差でサクッとした食感に仕上がります。

もう一点、ポイントは根菜は余熱を利用して火を通すこと。分厚目にカットした場合は特に、8割火が通ったくらいで取り出し網の上で放置しましょう。揚げる時間が長すぎると、水分が飛んでしまいますが、余熱で火を通すことでふっくらほくほくの食感になります。

かぼちゃが切りにくいときはレンジで加熱

固くてなかなか切りにくいかぼちゃ、専用の包丁に頼るのもよいですが裏ワザはレンジで加熱してしまうこと。カットされたかぼちゃでも、丸ごとレンジに入れても大丈夫。皮を少しだけやわらかくする程度ならばレンジで2~3分、切りやすくするなら5分くらいしっかり加熱しましょう。驚くほど扱いやすくなりますよ。 残りの部分は種とワタを取って保存し、多少なりとも火が通っているので早めに使い切りましょう。

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