竜神山椒(りゅうじんさんしょう)

かつての龍神村、現在の和歌山県田辺市龍神温泉あたりで、古くから栽培されている特産の山椒です。葉が卵のような形をしていて、葉の数が3~5枚ほどと、普通の山椒と比べて少ないのが一番の特徴。実はほかの山椒と同じく、食用として利用されます。

高原山椒(たかはらさんしょう)

岐阜県飛騨地方の高原川周辺で、栽培されていたことからこの名があります。いまでは高山市が一大産地となっていて、ほかの山椒と比べると実が小ぶりなのが特徴。爽やかで強い香りとしびれるような辛さがあり、特に関東のうなぎ屋さんにたいへん人気がある山椒です。

山椒を使用したおすすめのレシピ5選

1. 実山椒を入手したらぜひ作りたい。ちりめん山椒

山椒の実で作る料理といえば、ちりめん山椒が定番中の定番ですね。ゆでてアク抜きした実山椒と新鮮なちりめんじゃこがあれば、調味料の分量はレシピどおり、または好みの配合で構いません。一度に大量に作るより少量ずつ作るほうが、しっとりとしたおいしさを味わえます。

2. 爽やかな香り。山椒ドレッシングのレタスサラダ

たっぷりのレタスとスプラウトのサラダに、醤油ベースの山椒ドレッシングをかけるだけの簡単なレシピ。爽やかな香りとピリッとした辛さが、口のなかいっぱいに広がり食欲をそそります。市販のドレッシングに粉山椒を加えても、いつもと違った風味と味わいでおいしいですよ。

3. 最後にもう一度山椒をかけて。鶏もも肉の山椒焼き

Photo by macaroni

鶏もも肉の照り焼きに粉山椒の風味を効かせた、シンプルでスパイシーなひと品。山椒の辛みは油になじみやすいですが、香りは火を通しすぎると弱まってしまいますよね。調味料に山椒を加えるだけでなく、皿に盛り付けてからひと振りすると、さらに香りが際立ちます。

4. 日本の山椒は控えめに。花椒たっぷり四川麻婆豆腐

山椒のしびれるような辛さを味わえる料理といえば、やはり麻婆豆腐は外せませんね。麻婆豆腐に使われる山椒は、一般的に花椒と呼ばれる品種「華北山椒」のこと。日本の山椒とは香りと風味が異なるので、花椒がなければ、少量の粉山椒と多めの粗挽き黒こしょうで代用するといいですよ。

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