目次
小見出しも全て表示
閉じる
たけのこの旬はいつ?
煮る・焼く・揚げるなど、いろいろな調理方法で楽しめる春の味覚「たけのこ」。アクの強い食材として知られていますが、掘ってからすぐの新鮮なたけのこは、生のまま刺身で食べることができます。
ほかの植物と比べて成長速度が非常に早く、食用とされる「芽」の期間はほんのわずか。地面に芽を出すか出さないかの期間である4〜5月が旬の食材です。
“竹の子ども” と書く「竹の子」のほかに、“竹かんむりに旬” と書く「筍」という漢字がありますが、10日ほど(一旬)たてば立派な竹の姿になることが由来なのだとか。竹の寿命は百年といわれるなかで、食べられるのは一瞬という不思議な食材です。
ほかの植物と比べて成長速度が非常に早く、食用とされる「芽」の期間はほんのわずか。地面に芽を出すか出さないかの期間である4〜5月が旬の食材です。
“竹の子ども” と書く「竹の子」のほかに、“竹かんむりに旬” と書く「筍」という漢字がありますが、10日ほど(一旬)たてば立派な竹の姿になることが由来なのだとか。竹の寿命は百年といわれるなかで、食べられるのは一瞬という不思議な食材です。
| たけのこの種類 | 旬 | 味わい | おすすめ料理 |
|---|---|---|---|
| 孟宗竹(もうそうちく) | 3~4月 | 甘くてえぐみが少ない | バターしょうゆ焼き、煮つけ、ちらし寿司など |
| 淡竹(はちく) | 5~6月上旬 | あっさりとした淡白な味で、歯触りがよい | ごま和え、きんぴら、煮物など |
| 真竹(またけ/まだけ) | 5~6月上旬 | しっかりした味とえぐみの強さが特徴 | 唐揚げ、メンマ、天ぷらなど |
たけのこのおもな産地と出回り時期
たけのこは全国で約26,000t生産されており、もっとも出荷量が多い福岡県、鹿児島県、熊本県、京都府と続いています。(※1)
旬は4〜5月ですが、これらの産地の通年の出荷量を見てみると、出回りが多くなる2〜5月の下旬ごろがシーズンといえます。
旬は4〜5月ですが、これらの産地の通年の出荷量を見てみると、出回りが多くなる2〜5月の下旬ごろがシーズンといえます。
たけのこの種類
一般的なたけのこ「孟宗竹(もうそうちく)」
スーパーで目にする一般的なたけのこは、「孟宗竹(もうそうちく)」と呼ばれる品種です。日本で一番流通量が多く、もっとも食べられているたけのこでもあります。
黒い斑点とうぶ毛におおわれた皮が特徴で、旬の時期は3〜4月。大きく厚みがあるので調理しやすく、甘くえぐみの少ない食べやすさが人気です。
黒い斑点とうぶ毛におおわれた皮が特徴で、旬の時期は3〜4月。大きく厚みがあるので調理しやすく、甘くえぐみの少ない食べやすさが人気です。
細長い形が特徴「淡竹(はちく)」
大きく厚みがある孟宗竹に比べ、細長い形が特徴の「淡竹(はちく)」。孟宗竹より少し遅い、5〜6月上旬ごろに旬を迎えます。地面から30〜40cmに育ったら食べごろで、ほとんどアクがないので下処理なしで調理できますよ。
市場に出回ることは少ないですが、九州から北海道までの幅広い地域で栽培されており、「たけのこ(孟宗竹)より淡竹が好き!」というファンは多いのだとか。シャキシャキ、ポリポリの歯ざわりのよさと、あっさりとした淡白な味が特徴です。
市場に出回ることは少ないですが、九州から北海道までの幅広い地域で栽培されており、「たけのこ(孟宗竹)より淡竹が好き!」というファンは多いのだとか。シャキシャキ、ポリポリの歯ざわりのよさと、あっさりとした淡白な味が特徴です。
ほろ苦さが楽しめる「真竹(またけ/まだけ)」
あっさりとした淡竹とは反対に、しっかりした味とえぐみの強さが特徴の「真竹(またけ/まだけ)」。菜の花やふきのとうなど、ほろ苦い食材が好きな方におすすめのたけのこです。地面から30〜40cmに成長したら食べごろで、5〜6月上旬に旬を迎えます。
味にちなんで別名「苦竹(にがたけ)」とも呼ばれ、市場で流通することはほとんどありません。成長した真竹はしなやかで色合いが美しいことから、竹かごや竹細工などの工芸品にも使われています。
味にちなんで別名「苦竹(にがたけ)」とも呼ばれ、市場で流通することはほとんどありません。成長した真竹はしなやかで色合いが美しいことから、竹かごや竹細工などの工芸品にも使われています。
主に北日本で栽培されている「千島笹(チシマザサ)」
根曲がり竹(ねまがりだけ)や姫竹(ひめたけ)とも呼ばれる千島笹は、東北や北海道などの北日本を中心に栽培されています。一般的なたけのこよりも細く、アクが少ないのが特徴です。ほかのたけのこ同様5〜6月ごろに旬を迎えます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
たけのこの人気ランキング