世界のお菓子5選【日本編】

13. 日本「 練りきり」

日本の伝統的なお菓子を和菓子と呼びますが、代表的な和菓子のひとつがこの練りきりです。季節の移ろいによって、花や植物などをかたどる芸術性の高い生菓子。白あんとつなぎをよく練って生地を作ることから、この名があります。濃い抹茶を楽しむ、茶席には欠かせないお菓子です。

14. 日本「ショートケーキ」

意外かもしれませんが、ショートケーキは日本発祥のお菓子だったのです。赤いちごがのった白いクリームのケーキとして、1920年代に発売されました。

発祥は銀座に本社を置くコロンバンと、大手洋菓子メーカーの不二家がお互いに元祖と主張。いずれにしても、いまでも愛され続けるお菓子であることに間違いありません。

15. 日本「せんべい」

せんべいは、言わずと知れた日本を代表するお菓子のひとつ。カリカリとした食感は海外でも人気です。

米で作るせんべいの発祥地は昔の草加宿で、そこで売られていた塩せんべいを起源とするのが通説。売れ残った団子を延ばして焼いたもの、という俗説もありますが、いずれにしてもいまの草加せんべいが起源です。

16. 日本「かき氷」

夏の風物詩であるかき氷の歴史は古く、平安時代にはすでにあったそうです。清少納言の枕草子に、「削り氷」という名で登場。明治時代には各地に製氷所ができ、かんなを裏返したような簡易のかき氷機が発明されます。

現在のものに近いかき氷機ができるのは、大正時代以降です。いまでは冬でもかき氷を提供するお店があるほど、女性に人気があります。

17. 日本「ぜんざい」

小豆を甘く煮て餅を入れるぜんざいも、日本を代表するスイーツです。素朴な味わいはいまでも、多くの人に愛されています。ぜんざいは、島根県にある佐太神社の神在(じんざい)餅が起源だとする説が有力。出雲弁でなまって、いまのぜんざいという呼び方に変わったとする説です。

世界のお菓子5選【そのほか編】

18. 中国「杏仁豆腐」

日本でもおなじみの杏仁豆腐は、中国発祥のデザートです。そのルーツは古く、三国志時代までさかのぼります。

当時の医師が杏の種の苦い核(仁)を薬として用い、摂取しやすいように甘く調理して薬膳料理に。それがさらに洗練され、清の時代には宮廷料理のデザートとして珍重される、という逸話があります。

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