サンふじ
サンふじはふじと同じ品種です。名前についている「サン」とは太陽のこと。ふじは袋をかけて育てますが、サンふじは袋をかけずに太陽の光を浴びて育つためそう名付けられました。
サンふじの商標登録をしたのは長野県。やはりふじと同様晩生種のため、長野では11月から12月にかけてが収穫時期となっています。一方青森では、ふじよりも長く11月下旬から4月頃まで出回っています。
むつ
むつ(陸奥)は青森県で誕生したリンゴの品種です。有袋と無袋で色が変わるのが特徴で、袋をかけない通常の育て方では黄色みを帯びた緑色に、袋をかける育て方ではピンクの強い赤色になります。
むつの生産はほとんどが青森県で、中生種のため、10月中旬ごろから収穫が始まり、3月ごろまで出回っています。一方、長野県ではほとんど生産されていないといいます。青森に次いで生産量が多いのは岩手や秋田などの東北地方です。
旬のリンゴを使ったおすすめレシピ3選
1. リンゴのタルト
リンゴのスライスをふんだんに使用したタルトのレシピ。こちらのレシピで使用しているのは紅玉。紅玉は酸味が強いため、スイーツなどの加工に向いている品種です。サクサクのパイ生地のようなタルトに、酸味のきいたリンゴの味がよく合う上品なお菓子♪
2. はちみつの焼きリンゴ
丸ごと1個のリンゴの中に、クリームチーズとはちみつをたっぷり入れた焼きリンゴのレシピです。焼きリンゴはオーブンで加熱するため、やはり酸味の強い紅玉が適しています。リンゴの皮まで捨てることなく味わえるぜいたくなスイーツです。
3. リンゴのマフィン
皮ごとスライスしたリンゴをバラの花びらのようにあしらったマフィンのレシピです。使うのは、薄切りにした紅玉のコンポート。真っ赤な皮の紅玉を使うと見た目がより華やかになりますね。中心にはバニラビーンズを立てて、見た目もリンゴのようにかわいく仕上げています。
旬のくだものはおいしい時期に
リンゴの旬と、おいしいリンゴの選び方、リンゴを活用したお菓子のレシピまでを紹介してきました。
リンゴは今では年中手に入る果物ですが、旬は秋から春にかけて。品種や産地によっても旬の時期や味は異なります。品種によって味に違いがあるのは当然ですが、生産される地域によって酸味や甘みに違いが出るというのは驚きでしたね。
旬のリンゴのいちばんおいしい食べ方はそのまま丸かじり。リンゴはいろんなお菓子に加工しても絶品です。特にお菓子作りに適している紅玉を使って、いろんなお菓子に挑戦してみましょう♪
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