ライター : 山口 真弓

管理栄養士

コーヒーに蜂蜜っておいしいの……?

コーヒーをそのまま飲むと苦い……という方は甘みを加えるために、砂糖やシロップを入れている方も多いと思います。いま、砂糖と同じように甘みがプラスされ、コクもでるのでおいしいと注目されているのが「はちみつ」なんです。

スターバックスのコンディメントバーと言われるセルフサービスのコーナーにもはちみつが置いてあったり、タリーズコーヒーでもはちみつが販売されていたりと、実はコーヒーの近くにはちみつがあるんです。

コーヒーに蜂蜜を入れるメリットって?

はちみつは大さじ1杯(21g)あたり約69kcal、グラニュー糖は大さじ1杯(12g)あたり約47kcalです。グラニュー糖の主な甘みはショ糖と呼ばれる成分です。一方、はちみつの主な甘みは果糖とブドウ糖です。

果糖はショ糖の約1.5倍の甘味があるため、グラニュー糖の代わりにはちみつを使うと、グラニュー糖より少ない量で甘味をつけることができるので、カロリーを抑えられますよ。

また、はちみつに含まれているブドウ糖は消化吸収が早く体内ですばやくエネルギーに変わるため、肉体疲労時やすばやく栄養補給したい時に最適です。そのほかにも、はちみつにはビタミン、ミネラルやアミノ酸などがバランスよく含まれています。(※1,2,3,4,5,6)

どんなはちみつでもコーヒーと合うの?

スーパーで売っているものから、百貨店で売っているものまで、はちみつにはたくさんの種類がありますよね。もともと、はちみつはミツバチが花から蜜を吸い取って作られるので、花の種類によって、風味や香りもそれぞれ違いがあります。さらに採れた年の気候や風土でも影響してくるので味わいは多種多様です。

どれを選んでいいか迷ったときは、クセの少ないアカシア蜂蜜を選んでみましょう。はちみつの産地も日本、フランス、イタリアなど世界各地にあります。草花系、ハーブ系、フルーツ系といった系統もあります。それと同じように、コーヒーにもたくさんの種類があるので、百貨店で店員さんにおすすめを聞いてみるのもいいですよ。お好みで組み合わせを見つけてみましょう。

はちみつコーヒーのレシピ3選

1. やさしい味わい。はちみつ入りブラックコーヒー

はちみつを入れることにより、コーヒーの苦みや酸味の角がとれ、やさしい味わいになります。はちみつの量はコーヒーカップ1杯につき小さじ1杯~を目安に入れてみてください。コーヒーの香りを邪魔しないアカシアやレンゲのはちみつがおすすめですよ。

2. まろやか。はちみつ入りミルクコーヒー

ミルクコーヒーに、コクのある甘さのはちみつを入れることで、まろやかでやさしい味わいになりますよ。ほろ苦さとマッチし相性抜群です。お好みで生姜やシナモンを加えてもおいしいですよ。ホット、アイスどちらもおすすめです。

3. 風味豊か。はちみつ入りアーモンドミルクコーヒー

さっぱりとしたアーモンドミルクコーヒーと、はちみつのコクのある甘さが絶妙にマッチするレシピです。アーモンドミルクとはちみつの香りが風味豊かで、ホッとした気分になりますよ。カフェタイムにぴったりです。

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