ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

野菜ソムリエ直伝。きのこのホイル焼き

Photo by 稲吉永恵

調理時間 15
きのこのホイル焼きは、きのこの旨味と風味を存分に味わえるメニューです。野菜ソムリエが解説するきのこの下ごしらえや包み方を参考にすれば、物足りなくない大満足の味わいに仕上がりますよ。ポイントは全部で5つ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

材料(2人分)

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おいしく作るコツ5つ

  1. きのこは3種類以上使う
  2. きのこは洗わない
  3. きのこは手で割く
  4. きのこにあらかじめ下味を付ける
  5. きのこはたっぷり包む

きのこの下ごしらえ

1.えのきだけは半分に切りほぐす

まな板の上にある半分き切ったえのきだけ

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きのこ類は旨味や風味が損なわれるため、洗いません。汚れている場合は、キッチンペーパーや布巾でサッと拭き取りましょう。えのきだけは、石づきをカットして半分に切ります。根元はざっくりとほぐしておきます。

2.しめじは大きめにほぐす

しめじを手でほぐす様子

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しめじは石づきをカットして、大きめにほぐします。細かくしすぎると、食べにくいので注意しましょう。

3.しいたけは4つに割く

しいたけを割く様子

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しいたけは石づきをカットして、4つに割きます。しいたけが大きい場合は、6つに割いても構いません。火が入ると小さくなるため、大きめでもOK。

4.まいたけは大きめに割く

まいたけを割く様子

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まいたけは食べやすい大きさに手で割きます。きのこは火を通すとひとまわり縮むので、細かくほぐさなくてもOKです。

作り方

1.きのこに下味をつける

きのこが入ったボウルに調味料を入れる様子

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きのこをボウルに入れて、しょうゆ、みりん、酒を入れます。
きのこに調味料を絡める様子

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ボウルを持って、ゆすりながら全体を絡めるように混ぜます。菜箸やトング、手で混ぜてもよいです。下味をつけることで、きのこのカサが多少減り包みやすくなります。

2.ホイルで包む

アルミホイルの上においたきのこ

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アルミホイルを40cmほどの長さにカットし、きのこを半分量(150g)おきます。きのこは火が入るとカサが減るので、たっぷり包みます。
きのこにバターをのせる様子

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上にバターをのせます。
ホイルを左右から寄せる様子

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左右のホイルを両手で寄せます。一般的なアルミホイルは、幅が短いためたっぷりのきのこを包みにくいです。そこで、アルミホイルの長さを十分にとって、包みやすい方法をご紹介しています。
アルミホイルの両辺を折り込む様子

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アルミホイルの両辺を合わせて、2回折り込みます。
合わせたアルミホイルの端を折り込む様子

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端も2回折り込みます。
アルミホイルの端を折り込む様子

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もう片方も2回折り込みます。
アルミホイルで包んだきのこ

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きのこは火が通りやすく、かなりカサが減るため、重ねて盛っても大丈夫です。見栄えをよくするためにもたっぷり包み、口をしっかり閉じるようにしましょう。

3.フライパンで蒸し焼きする

フライパンに並べたきのこをアルミホイルで包んだもの

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フライパンにアルミホイルで包んだきのこを並べます。並べにくいときは、左右をぎゅっと押して入れてOKです。
フライパンにきのこをアルミホイルで包んだものを入れて蓋をした様子

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水を100ccほど入れ、蓋をして中火にかけます。中火で3分ほど蒸し焼きにします。
フライパンできのこをアルミホイルで包んだものを蒸し焼きする様子

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3分経ったら、弱火にして5分ほど焼きます。
アルミホイルを開けて中を確認する様子

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アルミホイルを開き、火が通っているか確認します。足りない場合は口を閉めて2分程度火を入れます。

4.できあがり

丸い皿に盛られたきのこのホイル焼き

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アルミホイルごと皿に盛り付けてできあがりです。レモンを絞って食べましょう。

よくある質問

質問回答
1. きのこの種類はアレンジできる?1人分150gを目安に、お好みのきのこを合わせてOK
きのこは3種類以上使うと、風味や旨味が増す
2. フライパンの大きさの目安は?直径22cmから24cm
3. 加熱時間の目安は?中火で3分、弱火で5分
4. フライパン以外でも調理できる?トースターで10分ほど
魚焼きグリルで7分ほど
オーブンで20分ほど
5. レンジでも調理できる?アルミホイルで包む場合はレンジ調理不可
レンジ調理可能なクッキングシートで包んで4分ほど加熱すればOK
6. アルミホイルで包むときのポイントは?きのこは火が入るとカサが減るため、たっぷり包む(重なってもOK)
幅が短いアルミホイルを使う場合は、長さをとって包むと包みやすい
口をしっかり閉じることで、蒸し焼きになり旨味と風味が凝縮される
7. 味付けのアレンジは?仕上げに柚子こしょう、七味唐辛子などをかける
レモンをかぼすやすだちに変える
塩こしょうをふってバターをのせて包み、仕上げにポン酢しょうゆで食べる

きのこのホイル焼きは、ポイントを押さえておいしく作ろう

きのこのホイル焼きをおいしく作るには、5つのコツがあります。きのこ全体に軽く下味を付けることで、多少カサが減って包みやすくなり旨味も倍増。火が通りやすくなるというメリットもありますよ。

きのこのホイル焼きは、少なく包むと開けたときに物足りなく感じます。たっぷり盛って包むと、見栄えもよくなり満足感がありますよ。ぜひ挑戦してみてください。

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