ライター : 池野 三奈美

管理栄養士 / Webライター

スパイスハーブの一種「フェンネル」とは?

フェンネルの特徴

フェンネルは地中海から西アジアが原産のセリ科の多年草。「ウイキョウ」と言えば心当たりのある方もいるのではないでしょうか。

甘みにあわせて苦みも感じられるような、ハーブならではの独特な香りと味わいです。香草や薬味が好きなら、一度味わってみてくださいね。

フェンネルとディルの違いは?

フェンネルの葉の部分を見てみると、「ディル」というハーブによく似ていると思いませんか?これらは同じセリ科で、フェンネルがウイキョウ属、ディルがイノンド属という属性の違いがあります。

味わいや風味に関しては、フェンネルのほうが甘みや苦みが若干強く、ディルはフェンネルの風味をすこし緩和させた味わい。見た目、味わいはいずれもよく似ているため、ハーブとして使う場合にはお互いがお互いの代用品となりますよ。

フェンネルの使い方・食べ方

葉の使い方

フェンネルの葉は、くさみ消しとして魚料理に使うのが定番です。生でも食べられるので、ちぎってほかの食材と和えてサラダにも。甘く爽やかな香りをいかして、ハーブビネガーやオイルにすれば、料理の香り付けに活躍します。きれいな黄緑色の葉は、料理にトッピングすると華やかさをプラスできます。

種の使い方

フェンネルの種は「フェンネルシード」と呼ばれ、乾燥した種子状やパウダー状のものが販売されています。葉や根元の部分より手に入りやすく、日持ちもするため使い勝手がよいです。風味付けやくさみ消しのスパイスとして魚料理やピクルス、カレーなどさまざまな料理に利用できます。甘い香りや種子の食感をいかして、パンや焼き菓子の材料としても使われます。

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