甘柿と渋柿の見分け方

甘柿の特徴

甘柿とは、水に溶けないシブオール(タンニン)が含まれているため、口に入れたときに渋みがない、または感じることはなく、甘みを強く感じられる柿になります。

ゴマといわれる黒い斑点が表面に見られることがありますが、これはシブオールが固まったもの。ゴマが入っていると甘柿の可能性が高いですよ。

見た目で見分ける方法は、果実を持ったときにどっしりと重みがあり、形が左右対称で整っているものは全体に種が入っているため、渋みがないとされています。また、甘柿は四角い形をしているものが多いですよ。

渋柿の特徴

一方渋柿とは、熟しても渋みが抜けない柿のこと。シブオールが水に溶けずに残ってしまうため、食べると唾液に溶けだしてしまい、渋みを感じます。生食向けには炭酸ガスやアルコール、加熱する方法などで渋抜きされた「さわし柿」として出荷されたり、天日干しして干し柿にしたりして食べられますよ。

渋柿の見た目は、ずんぐりと丸っぽく先がとがっているものが多いです。ただ、前述したように柿には約1000種類もの品種があるため、完全に見た目だけで判断するのはむずかしいのが難点。少なくとも、丸っぽい形のものは渋柿として避けておくとよいですね。
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いろんな品種の柿を味わってみよう♪

甘柿と渋柿の違いや、柿の主な品種ごとに特徴や違いをご紹介しました。野菜ソムリエ直伝の見分け方を頭に入れておけば、「食べたら渋かった……」なんて失敗するおそれが減り、おいしく味わうことができますね。スーパーなどで見かけたら、ぜひいろいろな品種の柿を試して見てくださいね。
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