ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

家庭で本格和食!

Photo by suncatch

和食の家庭料理といえば煮物が中心、肉じゃがは得意だけどワンパターンになりがち……という方も多いのでは?そこでこの記事では、本格和食の蒸し料理「蕪(かぶら)蒸し」の作り方をお教えします。

まるで料亭の会席料理のような蕪蒸しですが、意外と簡単に家庭で作ることができるんです。蒸し器を使う基本の作り方、手軽にレンジで作るレシピもご紹介しますので、ぜひチャレンジしてくださいね。

「蕪蒸し(かぶらむし)」って?

「蕪蒸し」は、白身魚にすりおろした蕪をのせて蒸し、だし汁のあんかけをかけた和食の料理。具材には、鯛・たら・えびなどの淡白な魚介類を使うことが多く、卵白を混ぜたすりおろし蕪のやさしい口あたりが魅力です。

蒸し器を使用。蕪蒸しの作り方

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調理時間 40
蒸し器を使って作る「基本の蕪蒸しの作り方」をご紹介します。蕪は皮をむいてからすりおろす、水気を切る・卵白に塩を加えて泡立てる、の3つがポイントです。 基本をマスターすれば、オリジナルの食材やお好みのあんで、アレンジが自在。ぎんなんや三つ葉、人参などをあしらうと、彩りよく仕上がります。

材料(4人分)

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  • かぶ 3個(300g)
  • 卵白 1個分
  • 少々
  • しめじ 1/4パック
  • 白身魚(切り身) 小さめ4切れ
  • 大さじ1杯
  • 三つ葉 4本
  • にんじん 輪切り4枚(型抜き)
  • 2カップ
  • a.薄口しょうゆ 大さじ1杯
  • a.だしの素 小さじ1杯
  • a.みりん 大さじ1杯
  • a.塩 少々
  • 片栗粉 大さじ2杯

作り方

1.白身魚の下処理をする

白身魚の下ごしらえ

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白身魚は塩少々と酒を振り、5分置いてキッチンペーパーで水分を拭きます。(使う器の大きさに合わせ、ひと口大に切っています)

2.メレンゲを作る

卵白を泡立てる写真

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卵白に塩少々を加え、角が立つまで泡立てます。

3.蕪をすりおろして、水気を絞る

すりおろした蕪

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蕪は皮をむきすりおろします。ザルに移して軽く水気をしぼります。

4.メレンゲと蕪を混ぜ合わせる

メレンゲと蕪を混ぜ合わせる写真

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2と3を混ぜます。

5.器に具材を置く

器に入れたしめじと白身魚

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器にしめじと白身魚を置きます。

6.蕪とメレンゲをのせたのち、にんじんを飾る

蕪蒸しを準備する写真

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混ぜ合わせた蕪とメレンゲをのせ、さっとゆでた人参を上にのせます。

7.蒸し器に入れて、10分蒸す

蕪蒸しを蒸す写真

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沸騰した蒸し器に入れ、器と蒸し器のふたをして10分蒸します。

8.あんを作る

蕪蒸しのあん

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あんを作ります。小鍋に(a)の材料を入れて中火で煮ます。沸騰したら水溶き片栗粉を加え、かき混ぜながらとろみをつけます。

9.あんをかけて、仕上げに三つ葉を添える

蕪蒸しの完成図

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蒸し上がった蕪蒸しにあんをかけ、三つ葉を添えれば完成です。

器について

このレシピでは、茶わん蒸し用ふた付きの器を使用しています。

ふたのない器の場合は、蒸気のしずくがが落ちるのを防ぐために、器にアルミホイルやラップをふんわりとかぶせてください。

個数分の器が蒸し器に入らない場合は、深めの大皿に作り、蒸し上がった蕪蒸しをそれぞれの器に盛り分け、あんをかけてもよいでしょう。

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