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身欠きニシンとは
身欠きニシンは、干物に加工したニシンのこと。冷蔵技術が発達していない時代に、魚を保存する方法として、ニシンの内臓や頭を取り除き天日干しにしたそうです。現在でも、ニシンそばやおせちの材料などに使われています!
干物にすることで身が引き締まり、骨にそって取れやすいとゆう点から「身欠き」と言われるようになりました。
主な食べ方
乾燥の強い身欠きニシンの場合、米のとぎ汁にひと晩つけ、戻してから料理に使用します。やわらかく戻した身欠きニシンは、煮物にしても、炙ってもおいしいんですよ。また、油分が多い魚なので、味噌などの調味料と相性も◎
ソフトニシンについて
最近では、一夜干し程度のソフトニシンが主流です。身欠きニシンよりも短い時間で戻すことができ、料理にも使いやすいですよ。今回紹介するレシピも、ソフトニシンで代用できるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね!
身欠きニシンの戻し方
一般的に魚の干物はそのまま焼いて食べますが、身欠きニシンは米の研ぎ汁に1週間ほど漬けて戻したあと、調理します。ニシンは油が多く独特の苦味、くさみがありますが、ぬかには酸化した油を取り除く効果があります。
半乾きのソフトニシンなら1日、もしくはゆでこぼすだけでOK。本干しを数日つける場合は毎日水を替えた方がいいでしょう。もっとしっかり臭味を取りたいなら、研ぎ汁につけたあとに番茶で煮てひと晩おくと、身もやわらかくなります。
▼ゆでこぼしについての詳しい記事はこちら
身欠きニシンの煮物レシピ4選
1. 圧力鍋で身欠きニシンの甘露煮
圧力鍋を使った、ニシンの甘露煮です。ニシンは骨の処理に時間がかかってしまいますが、圧力鍋を使うと、骨までやわらかくなりますよ。甘辛な風味で、ごはんのおかずにもぴったり♪ 冷凍保存すると、約2ヶ月持つので作り置きレシピとしてもおすすめです。
2. なすと身欠きニシンの煮物
ソフトタイプのニシンを使った煮込み料理です。ソフトタイプのニシンを使うと、戻す時間が短くて便利ですよ。なすとニシンを一緒に煮込めば、ニシンのうまみが、なすに染み込みます!1日置くと、味がなじんでさらに◎