ライター : ☆ゴン

寄せ鍋に使う具材に決まりはない

明治中期以降、寄せ鍋は関東とくに東京で盛んになった、家庭の鍋料理だとされます。具材に決まりはなく、だし汁をしょうゆや塩、みそで味付けしたつゆで煮るのが特徴です。それに対して関西では、魚介類を昆布だしで煮て、たれをつけて食べる水炊きが主流。

味付きの寄せ鍋は、器にとってそのまま食べられるうえ、いろんな食材を味わえるのが一番の魅力です。この記事では、そんな寄せ鍋に合う具材の数々を紹介します。

【野菜】寄せ鍋におすすめの具材8選

1. 冬を代表する野菜の王様。白菜

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白菜は、鍋物に欠かすことができない冬野菜の王様。鍋料理だけでなく、炒め物や煮物、漬物など、さまざまな料理に利用されます。寄せ鍋に入れると、煮具合でシャキシャキとしんなりの違う食感を楽しめるため、好きだという人が多いですよ。

2. 薬味でなく具材として。長ねぎ

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ねぎは薬味として普段からよく使われますが、鍋料理では存在感のある具材のひとつです。関西では青い小ねぎが好まれますが、関東では根深ねぎとも呼ばれる白い長ねぎが一般的。しかし鍋に入れるねぎといえば、関西でも太い長ねぎを使います。

3. 鍋物に不可欠な名脇役。春菊

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いまでこそ、サラダや肉料理のつけ合わせに使われる春菊も、寄せ鍋には欠かすことができない青物野菜。独特の香りとほのかな苦みが、肉や魚のクセとくさみを抑えてくれます。昔から愛され続けてきた、日本独特の香味野菜です。

4. 女性に人気がある。レタス

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レタスといえばサラダでおなじみですが、最近は女性の間で鍋の具材として人気。寄せ鍋に入れると、シャキシャキした食感がクセになると評判です。レタスのさわやかな風味が、肉や魚介にベストマッチ。冬野菜の白菜に対してレタスは夏野菜ながら、いまは一年中流通しています。

5. 新春だけでなく一年中。せり

せりは春の七草のひとつで、七草がゆに使用する野菜として知られています。昔から日本全国の山野に自生する春の野菜ながら、いまは栽培物が一年中流通。さわやかな風味と苦味が寄せ鍋に適しています。秋田のきりたんぽ鍋や、仙台のせり鍋に欠かせない野菜として有名です。

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