ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

スーパーの「もつ」は、下処理が必要?

もつ鍋やもつ煮を作るとき、スーパーで買ったもつの下処理が必要なのかどうか悩みますよね。

もつには独特の臭みがありますので、もつ料理をおいしく作るためには生のもつでもボイル済みのものでも下処理が必要です。下処理といっても、もつを洗ったりゆでたりするだけで簡単なので、料理初心者でも簡単にできますよ。

もつの下処理が必須なワケ

Photo by 渡辺りほ

もつ独特の臭みの原因は汚れや脂です。スーパーで売られているボイル済みのもつでも、下処理してから時間がたっているおそれが。こちらの写真のように、白いカス状の余分な脂がついている場合があります。この脂を下処理で取り除くと、臭みを抑えられますよ。

【基本】もつの下処理方法

下処理の方法

  1. 塩をもみこみ、水で洗う
  2. 下ゆでする
  3. ザルに上げて再度洗う

1. 塩をもみこみ、水で洗う

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塩(もつ100gあたり小さじ1/3~1/2程度)をもつにすりこみ、ボウルやザルに入れて流水で洗います。塩にはもつの臭みやぬめりを取ってくれるはたらきがありますよ。流水で洗うだけでも余分な脂が取れますが、気になる方はひとつひとつ手で取ることをおすすめします。

2. 下ゆでする

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鍋に湯をわかし、もつを入れてゆでます。ゆで時間はボイル済みのものなら5分程度、生のものなら10分程度が目安です。ゆでこぼすためアクは取らなくてもかまいませんが、取っておくと後片付けがラクになりますよ。

3. ザルに上げて再度洗う

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下ゆでしたもつをザルにあげて、再度流水で洗います。ザルにアクや余分な脂が残る場合があるため、洗いながら別のボウルに移すのがおすすめ。この段階で臭みが気になる場合は、2~3の作業をもう一度繰り返します。

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