目次
果実酒作りのポイント
容器の選び方
果実酒の容器にはプラスチック製もありますが、毎年使うことを考えると、ガラス製をおすすめします。漬けこむ材料の色やにおいがつきにくく、酸に強いなど、耐久性に優れているからです。
アルコールが飛びにくいよう、必ずフタ付きの密閉容器を使用しますが、パッキン付き密封フタの製品もあります。材料を入れやすい広口の容器を選び、容量は使用する酒の量の2倍以上を目安にしてください。
アルコールが飛びにくいよう、必ずフタ付きの密閉容器を使用しますが、パッキン付き密封フタの製品もあります。材料を入れやすい広口の容器を選び、容量は使用する酒の量の2倍以上を目安にしてください。
消毒の仕方
果実酒の容器を購入したらまず内部を洗浄しましょう。やわらかいスポンジと食器用洗剤でよく洗って、中をしっかり乾燥させます。果実酒を作るときは、除菌のためさらに消毒するのがベストです。
小さな容器は煮沸消毒がおすすめ
大きな鍋があるおうちなら、1L未満の小さなガラス容器は、煮沸消毒がおすすめです。熱湯で容器を消毒するのですが、沸騰したところにいきなり入れるのは厳禁!急激な温度変化でガラスが割れるからです。
必ず常温の水から火にかけて、沸騰した状態で15分ほど加熱・消毒。トングなどで容器をつかんで鍋から出して、水をよく切ってから内部を完全に乾燥させます。
必ず常温の水から火にかけて、沸騰した状態で15分ほど加熱・消毒。トングなどで容器をつかんで鍋から出して、水をよく切ってから内部を完全に乾燥させます。
大きな容器はアルコールで消毒
1.8Lの酒を使用するなら、容量4Lほどのガラス容器が必要。大きな容器を鍋で煮沸するのは、現実的ではありません。もちろん熱湯を中に注ぐのは、ガラスが割れるおそれがあるのでNG。口径が広くて手が入るため、アルコールで消毒しましょう。
度数35%のホワイトリカーを少し注いでから、キッチンペーパーに吸わせるように、内側から口のまわりまで丁寧に拭きます。揮発性の高いアルコールなので、乾燥する時間は早いです。
度数35%のホワイトリカーを少し注いでから、キッチンペーパーに吸わせるように、内側から口のまわりまで丁寧に拭きます。揮発性の高いアルコールなので、乾燥する時間は早いです。
材料の選び方
果実酒は季節に応じた、旬のいろんなフルーツで作ることができます。果実は新鮮できれいなものを選んで、よく洗ってから、水気を十分に拭きとって漬けましょう。傷があったり、熟しすぎたりしたものを使うと、酒がにごりやすいため避けるほうが無難です。
なお米や麦、あわ、とうもろこしなどの穀物類、ぶどう類を果実酒にすることは、酒税法で禁じられています。気をつけるようにしましょう。(※1)
なお米や麦、あわ、とうもろこしなどの穀物類、ぶどう類を果実酒にすることは、酒税法で禁じられています。気をつけるようにしましょう。(※1)
酒の選び方
素材の持ち味を活かした果実酒を作るなら、無色透明でクセの少ないホワイトリカーがおすすめ。もっともよく使用されている酒でもあります。酒本来の香りや風味を楽しみたいときは、ブランデー、ウイスキー、リキュールで漬けてもいいですね。
どんな種類の酒を使用するにしても、アルコール分が20%以上のものに限ると、酒税法で定められています。そのため、度数が15%前後の日本酒で作ることはできません。アルコール分を20%に高めた、果実酒専用の日本酒なら大丈夫です。(※1)
どんな種類の酒を使用するにしても、アルコール分が20%以上のものに限ると、酒税法で定められています。そのため、度数が15%前後の日本酒で作ることはできません。アルコール分を20%に高めた、果実酒専用の日本酒なら大丈夫です。(※1)
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