ライター : ☆ゴン

センマイってどこの部位?

みなさんはセンマイを食べたことがありますか?焼肉店でセンマイ刺しを注文したことがあるという人が、意外と多いかもしれませんね。

センマイは、独特の歯ごたえがあるホルモン。見た目はやや生々しいものの、食べるとあっさりとしていて、女性にも人気のあるメニューです。この記事では、牛の内臓の一部であるセンマイについて解説します。

センマイとは4つある胃のひとつ

牛は、一度食べた草を反芻(はんすう)するため、胃が4つに分かれています。反芻とは、食べたものを飲みこみ、再び口に戻して咀嚼すること。センマイは、牛の第三胃部分にあたります。

胃といっても、第一から第三の胃は食物を酵素で分解するだけ。第四の胃だけが胃液を分泌し、食物を消化するという人間と同じ機能を持っています。センマイ(千枚)は文字どおり、内壁が幾重にもヒダ状になって重なっている部位。発酵物が通る胃なので、下処理は必須です。

センマイ刺しの食感と味

独特の見た目に反して、脂が少なくあっさりした味わいが特徴です。ホルモンのなかでもとくにカロリーが低く、ほどよい歯ごたえとシコシコした食感を楽しめます。

普通の黒いセンマイと白センマイ

センマイは鉄分を多く含むことから、胃壁のヒダが黒っぽいのが特徴。センマイ刺しといえば、一般的にこの黒いセンマイを指します。表面の黒灰色の薄皮には、センマイ特有のクセやにおいがあり、これが持ち味だという人もいれば、苦手だという人も。

それを取り除くために、熱いうちに薄皮をスプーンでこそぐことがあります。その結果、センマイが白くなるものの、たいへん手間のかかる方法です。いまは重曹水に浸けて薄皮をむくのがほとんど。これらの処理をほどこしたものが白センマイです。

ちなみにほかの胃は?

第一胃

第一胃は「ミノ」と呼ばれ、焼肉好きならほとんどの人が知っているはず。肉厚で色は白っぽく、比較的クセが少ない部位です。胃を切り開いたとき、見た目が蓑傘(みのかさ)に似ていることから、その名がついたのだとか。かなり弾力があるため、包丁で切り込みを入れて食べやすくします。

第二胃

第二胃は「ハチノス」と呼ばれます。これは、胃壁の形状が蜂の巣のように、六角形が並んでいることからついた名前。煮込むほどにやわからくなるため、中華や韓国料理などで使われるほか、イタリアンではトリッパのトマト煮込みが有名です。

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