ライター : ☆ゴン

人気のホルモン「ミノ」とはどこの部位?

※手前のガラス皿に盛りつけられているのが生のミノ

独特な歯ごたえと食感が持ち味のミノ。焼肉店では人気のあるホルモンのひとつです。お店へ行ったら、必ず注文するという人も多いはず。

牛ホルモンのなかの一部ですが、ホルモンといっても、種類や部位はいろいろとあります。この記事では、ミノが牛ホルモンのどこの部位か、その食感、上ミノとの違い、焼き方や下処理法を解説。あわせて、ミノを使うおすすめのレシピと通販商品を紹介します。

ミノは牛の胃袋の一部

牛の第一胃をミノと呼ぶ

牛の胃袋は4つに分かれています。牛が咀嚼して、飲みこんだ食物が一番はじめに入る部分、第一胃がミノです。ちなみに第二胃はハチノス、第三胃はセンマイ、第四胃はギアラ(赤セン)と呼ばれます。どれも牛ホルモンの人気部位。

第一胃を切り開いたとき、見た目が蓑傘(みのかさ)に似ていることから、ミノと呼ばれるようになったのだとか。ミノは牛の胃袋のなかでもっとも大きく、肉厚なのが特徴です。

ミノの食感と味わい

ミノは焼くとコリコリ、シコシコした歯ごたえを楽しめるのが一番の魅力です。子どもやお年寄りのなかには、硬くてゴムみたいだから苦手、という人がいるのも事実。しかし、弾力のあるしっかりした食感は、食べ慣れるとクセになりますよ。

見た目がギアラに似ているので、よく間違われますが、味わいはまったくの別物です。同じく歯ごたえのあるホルモンながら、ギアラは脂があって濃厚な味わい。一方のミノは、消化器系独特のくさみやクセが少なく、淡白な味わいで人気があります。

ミノと上ミノ、ミノサンドの違い

焼肉店へ行くと、普通のミノ以外に上ミノというメニューを見かけますね。上ミノとは、ミノのなかで肉厚な部分を指す言葉。そのためかなり硬いですが、細かく格子状の切り目を入れることで、食べやすくなるのです。

ミノサンドは、ミノのなかでもとくに希少な部位で、量もわずかしかありません。身と身の間に脂を多く含むことから、ミノサンドと呼ばれるようになったそうです。

ミノのおいしい焼き方

ミノをおいしく食べるためには、やはり焼き方がもっとも大切なポイントです。上手な焼き方を覚えておくと、お店へ行ったときだけでなく、おうちで焼肉をする場合もミノを存分に堪能することができます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ