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牛のギアラは4つある胃のうちのひとつ
4つある牛の胃のなかで、小腸に一番近い第四胃をギアラと呼びます。ほかの3つが反すう動物特有の発酵分解を担う胃であるのに対して、ギアラだけが消化液を分泌する本来の胃です。
赤みがかった胃壁の表面は、ツヤがあってなめらかな見た目が特徴。赤センマイ、赤センという別名があることでも知られています。
赤みがかった胃壁の表面は、ツヤがあってなめらかな見た目が特徴。赤センマイ、赤センという別名があることでも知られています。
ギアラとほかの3つの胃袋との違いは?
ギアラを含めた4つの胃はすべて、ホルモンとして食べられる部位。第一胃のミノは白くてコリコリと弾力ある食感が人気で、第二胃のハチノスは下処理して、長時間ゆでる煮込みに最適です。
第三胃のセンマイもゆでて丁寧に下処理したものが、お刺身や焼肉に好評。黒いセンマイに続いていて赤っぽいことから、赤センマイとも呼ばれるギアラが第四胃となります。
第三胃のセンマイもゆでて丁寧に下処理したものが、お刺身や焼肉に好評。黒いセンマイに続いていて赤っぽいことから、赤センマイとも呼ばれるギアラが第四胃となります。
ギアラの味わいとおすすめの食べ方
ギアラの味わいと特徴
ミノとハチノス、センマイは消化器系独特の臭みがありますが、ギアラにはそのような臭みはあまりありません。脂がほどよくのって甘く、濃厚な味わいと歯ごたえのある食感が特徴。胃上部のギアラ芯と呼ばれる部分が、肉厚で脂も多いため特に人気があります。
焼肉でギアラを食べるときの焼き加減
脂肪を豊富に含んでいる部位であることから、ギアラを焼くときはしっかりめに焼いて、ある程度脂を落とすほうがおいしくいただけます。
ほどよく焼けたギアラを噛みしめると、甘い脂が口の中いっぱいに広がり、濃厚な味わいを楽しめると評判です。
ほどよく焼けたギアラを噛みしめると、甘い脂が口の中いっぱいに広がり、濃厚な味わいを楽しめると評判です。
ギアラがおいしいおすすめの食べ方
ギアラは濃厚なうま味が持ち味ですから、普通の焼肉ダレで十分です。脂が多いことから味噌や塩ダレ、コチュジャンに唐辛子などを加えたピリ辛ダレもおすすめ。もつ鍋やホルモン炒め、煮込み料理にしてもおいしくいただけます。
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