ライター : ☆ゴン

牛肉のハチノスは4つある胃袋のひとつ

牛には4つの胃があり、そのなかの第二胃をハチノスと呼びます。第一胃であるミノに続く部位で、口で咀嚼して飲みこんだ食物を両胃で発酵分解。口に戻し再び咀嚼して飲みこむという、「反芻(はんすう)」を繰り返すうえで大切な消化器官です。

胃壁がまるで蜂の巣のように、六角形が並んだ形になっていることからついた名前。次いで第三胃がセンマイ、第四胃をギアラと呼び、それぞれの部位が焼肉や煮込みなど、ホルモン料理の食材として重宝されています。

ハチノスのカロリーと牛一頭からとれる量

気になるハチノスのカロリーはどれくらい?

ハチノスはコラーゲンが豊富なことから、女性に特に人気のホルモン部位。ゆでたハチノスのカロリーは100gあたり200kcalで、霜降り肉はもちろんのこと、和牛肩ロースの赤身肉(316kcal)と比べてもカロリーが低くてヘルシーです。(※1)

牛一頭からハチノスはどれくらいとれる?

260~300kgほどの牛の可食部のなかで内臓は45kg前後あり、そこからとれるハチノスは平均で500g~1kgほどとされます。650~750kgの成牛一頭で、食べられる部分がこれだけですのでかなり貴重ですね♪

ハチノスの味わいとおすすめの食べ方

ハチノスの味わいと特徴

弾力のある歯ごたえとコクのある味わいが特徴で、4つある胃袋のなかで一番おいしいともいわれます。

表面の黒皮が消化器系独特の臭みを持つため、ボイルして黒皮を取り除く下処理加工したものを、長時間ゆでてやわらかくした、白いハチノスがおいしいと評判です。
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