ライター : ☆ゴン

ワンランク上の味噌汁に!

味噌汁は、日本人の日々の食生活に欠かすことができない汁物です。晩ごはんにはもちろん、朝食やランチにも必ず味噌汁が必要という人が意外といます。そのため味噌汁は毎日作る必須の家庭料理、というおうちが多いのではないでしょうか。

味噌は日本伝統の発酵食品であるうえ、不足しがちな野菜をおいしく摂れるので、味噌汁は栄養的にも優れた料理。そんな味噌汁を毎日作っていると、どうしても同じような具材を使わざるを得ません。味もマンネリになってきて、お子さんからもう飽きたと言われることも。

そんなときはちょっとした隠し味をプラスして、いつもと違うワンランク上の味噌汁を作ってみましょう。きっと家族に喜ばれること間違いなしですよ。

押さえておきたい。味噌汁作りのポイント

味噌汁の隠し味を紹介するまえに、まずは基本の味噌汁の作り方を見てみましょう。忙しいときや時間がない場合は、どうしても適当に作ってしまいがちです。料理は基本からと言います。ひとつひとつの作業を丁寧におこなってください。

味噌の量

目分量で作っていると、薄くて味気ない味噌汁になったり、反対にしょっぱい味噌汁になったりしがちです。まずは味噌の適正な量を確認しておきましょう。

味噌汁は水の量に対して、7~8%の味噌が適量だとされます。これは200ccの味噌汁を作る場合、大さじ1杯ほどの味噌が必要ということ。一般的な米味噌や豆味噌はこれで良いですが、甘めの麦味噌はもう少し多めのほうがおいしいです。

ただし4人分以上を作るときは、ひとり当たり大さじ1杯では味が濃いかもしれません。大さじ3杯の味噌を溶かしてから、味を見ながら増やしてください。また水分が出る野菜や豆腐を入れる場合は味噌を多めに。味がついたわかめや練り製品を入れるときは、少なくするのがポイントです。

具を入れるタイミング

おいしい味噌汁を作るにためは、具材を入れるタイミングも重要。適した投入のタイミングは、具材の種類によって違います。具材ごとに見てみましょう。

根菜類(ごぼう、じゃがいも、大根など)

「土から下にできる」根菜は、火が通るのに時間がかかるため、水から鍋に入れてやわらかくなるまで煮ます。にんじんや大根の場合、中まで火が通ると透明がかった色合いに変化するので、目安にしてくださいね。

きのこ類

独特のだしが出てよりおいしくなるしめじやしいたけは、だし汁が煮立ってから加えます。火が通りすぎても煮くずれする心配はありません。

えのきだけは細くて火が通りやすいので、味噌を溶かす直前がおすすめ。まいたけは煮すぎるとだし汁が黒く濁るため、えのきだけより少し早めくらいが適当です。

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