豆腐やわかめ

味噌汁の定番中の定番ともいえる具材ですね。こちらもだし汁が煮立ってから加えますが、煮すぎは禁物。豆腐にすが入ったり、わかめがやわらかくなりすぎたりしては、せっかくの食感が台無しです。ほどよく煮えたと思ったら、味噌を溶かして仕上げます。

下ゆでした野菜

葉物野菜はだし汁が煮立ったら茎の部分を加え、ある程度煮えてから葉を入れるのは誰もがご存知のこと。白菜やアクの少ない小松菜などが該当します。ほうれん草はアクが強いので、下ゆでしてから使うことが多いはず。その場合は味噌を溶かす直前に入れて、温める程度で十分です。

ねぎや三つ葉などの薬味

小ねぎや長ねぎの薄切り、三つ葉などを薬味にする場合は、味噌を溶かしたらすぐに加え、煮立つ直前に火を止めるのがポイント。香りや風味を楽しむための薬味なので、それらが飛んでしまっては意味がないからです。お椀に味噌汁を盛りつけて、トッピングしてもOK。

長ねぎを太めの輪切りや斜め切りして、具材にするときは、しっかり火を通すほうが甘くやわらかくなります。

味噌を入れてから火を止めるタイミング

おいしい味噌汁を作るためには、具材を入れるタイミングと同じく、味噌を溶かして火を止めるタイミングも大切。だし汁が沸騰したら火を弱めて、具材にしっかり火を通しましょう。具材が煮えたことを確認し、味噌を溶かすときは、火を一番弱火または止めます。

味噌が溶けたら再度着火して、汁が煮立つ直前に火を止めるのが、味噌汁をおいしく作るコツです。沸騰させてしまうと、味噌本来の香りと風味が損なわれてしまうため。

なお市販のだしの素は、はじめから水や熱湯に加えてだし汁にしますが、最後に少量だけ追加してみてください。だしの風味がアップしてよりおいしいですよ。

味噌汁に合う隠し味【調味料】10選

味噌汁の基本の作り方がわかったところで、いつもの味噌汁がいっそうおいしくなる、隠し味の数々を紹介。まずは調味料から見てみましょう。

1. しょうゆ

米や麦、豆味噌の区別なく、主原料は大豆。同じく大豆を主原料とするしょうゆが、そんな味噌に合わないはずがないですね。味噌汁の仕上げにしょうゆを2~3滴垂らすだけでコクと旨みがアップ。ただし塩分が多いので、入れすぎには注意してください。

編集部のおすすめ