
ライター : かやのゆみこ
AISO(イタリアソムリエ協会)認定オリーブオイルソムリエ
以前は旅の楽しさを伝える仕事、今は地域や食の魅力を伝える仕事に従事。国内外問わず、その土地ならではの食とお酒を味わうのが大好きです!
マジパンとマジパンアート
「マジパン」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか? ケーキの飾りにも使われますが、最近では、色鮮やかでかわいいマジパン細工が、SNSを中心に、”マジパンアート”としてちょっとしたブームになっています。
マジパンとは、ヨーロッパを中心にお菓子作りの際に広く使われる材料のこと。一般的にマジパンと呼ばれるものは、「ローマジパン」と「マジパン」のふたつに分けることができます。
「ローマジパン」は焼菓子の生地に練り込んで使用する素材です。ローマジパンを生地に練り込むことで風味がアップし、しっとりさせる効果が期待できます。一般的な家庭向けのお菓子作りの本には、めったに登場することのない素材ですが、洋菓子店では頻繁に使用する素材のひとつです。一方の「マジパン」は、粘土のようにパーツを作り、組み合わせてマジパン細工を作る用途で使われます。
こちらで紹介するマジパンの基本の作り方は、材料も3つ、工程も3つ。パパっと簡単に作れます。 さらに、マジパン細工のレシピ10選もお届けしますよ。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
マジパンとは?
マジパンとは、アーモンドと砂糖を練り合わせて作るお菓子、もしくはそのお菓子の素材のことです。
マジパンの発祥は中世の頃。アーモンドと砂糖が手に入りやすくなった中東で、その原型となるお菓子が作られたといわれています。冠婚葬祭のときに食べられる、ちょっと特別なお菓子として親しまれていたようです。
その後、ヨーロッパに広まった経緯は明らかにはされていませんが、次のふたつの説が有力です。
・東ヨーロッパを経由してドイツのバルト海沿岸地域に広まった。
・イベリア半島を通してスペインに広まった。
ドイツ北部のリューベックは、「マジパンの街」として有名です。かつて町が飢饉(ききん)に陥ったとき、倉庫に大量の在庫があったアーモンドと砂糖を使ってパンのように成型したことが、リューベックのマジパンの起源とか。街にはマジパンの専門店はもちろんのこと、マジパンの歴史を学べる博物館まであるそうですよ。
国同士の交流が広がるにつれて、マジパンも各地に伝わり、それぞれの地で独自のマジパン文化が定着しました。ヨーロッパではマジパンが大好きな人、ほんと多いんですよ。日本でも、マジパンの魅力を知ってハマる人、増えてきているようです。
マジパンの発祥は中世の頃。アーモンドと砂糖が手に入りやすくなった中東で、その原型となるお菓子が作られたといわれています。冠婚葬祭のときに食べられる、ちょっと特別なお菓子として親しまれていたようです。
その後、ヨーロッパに広まった経緯は明らかにはされていませんが、次のふたつの説が有力です。
・東ヨーロッパを経由してドイツのバルト海沿岸地域に広まった。
・イベリア半島を通してスペインに広まった。
ドイツ北部のリューベックは、「マジパンの街」として有名です。かつて町が飢饉(ききん)に陥ったとき、倉庫に大量の在庫があったアーモンドと砂糖を使ってパンのように成型したことが、リューベックのマジパンの起源とか。街にはマジパンの専門店はもちろんのこと、マジパンの歴史を学べる博物館まであるそうですよ。
国同士の交流が広がるにつれて、マジパンも各地に伝わり、それぞれの地で独自のマジパン文化が定着しました。ヨーロッパではマジパンが大好きな人、ほんと多いんですよ。日本でも、マジパンの魅力を知ってハマる人、増えてきているようです。
洗い物不要! マジパン生地の作り方
【材料】
・アーモンドプードル……100g
・粉糖……100g
・卵白……1個分
※粉糖はコーンスターチなどが入っていないものを用意しましょう!
【用意するもの】
・食品用 ポリ袋
【作り方】
1. アーモンドプードルと粉糖を混ぜる
ポリ袋にアーモンドプードルと粉糖を入れ、よく混ぜます。アーモンドプードルの大きな塊があったら、手でつぶしてくださいね。
2. 卵白を混ぜる
卵白を7割くらい入れ、1とよく混ぜます。少しずつひとつの塊になってきます。
3. 完成
卵白の量を微調整し、耳たぶくらいの硬さになったら完成です。
マジパン細工の際の色付けには、食用色素を使用します。
粘土遊びの感覚で、楽しんで作ってみてくださいね。
ポリ袋にアーモンドプードルと粉糖を入れ、よく混ぜます。アーモンドプードルの大きな塊があったら、手でつぶしてくださいね。
2. 卵白を混ぜる
卵白を7割くらい入れ、1とよく混ぜます。少しずつひとつの塊になってきます。
3. 完成
卵白の量を微調整し、耳たぶくらいの硬さになったら完成です。
マジパン細工の際の色付けには、食用色素を使用します。
粘土遊びの感覚で、楽しんで作ってみてくださいね。
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