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自分ひとりならいいけれど
長くつき合っていくうえで一致していないと厳しいものに、食べ物の好みがあります。それと同じくらい気をつけたいのは食べ方です。「好きなものを好きなように食べたい」と思うかもしれませんし、ひとりで食べるのならそれもいいでしょう。
でも人目につく場で食べたり、他人と食事をともにしたりするのであれば、見ていて不快に感じるような食べ方は避けたほうがいいはず。ひと頃から食生活も変化しましたし、TPOによってルールやマナーが変わることもありますが、注意したい食べ方をあげてみましょう。
お箸の使い方
昔からいわれているマナーにお箸の使い方があります。今回の汚い食べ方とは意味合いがやや異なるのですが、せっかくの機会ですので主なものを紹介しましょう。
刺し箸:料理に箸をつき刺して食べること。突き箸とも
立て箸:ご飯などに箸を突き立てること
探り箸:汁ものの具などを箸で探すこと
移り箸:箸でつまんだ料理を食べずに戻すこと。渡り箸とも
指し箸:箸で人や物を指し示すこと
寄せ箸:箸で食器を引き寄せること
にぎり箸:箸を正しい持ち方でなく、握るように持つこと
ねぶり箸:箸を舐めること
涙箸:箸や箸でつまんだ食べものから汁をポタポタこぼすこと
刺し箸や探り箸などは、無意識にしてしまっている人がいそうです。ねぶり箸や涙箸などは、今回のテーマにつながるものがありそうです。さらに論外なのは、にぎり箸。小さな子供なら微笑ましいかもしれませんが、大の大人であれば直したいもの。箸の持ち方を矯正する道具なども売っていますので、ぜひ正しい箸の持ち方を覚えてください。
食べ方が汚いと思われるのはこれ!
「姿勢」は背筋を伸ばして
立っているときも座っているときも、さらには歩いているときも、ピンと伸びた背筋は見ていて気持ちがいいものです。これは食べている時も同じはず。食器に顔を寄せる「犬食い」がよくないことは昔からいわれてきましたが、片肘をついて食べるのも見た目によくありません。
特に最近は、スマートフォンを見ながら食事をしていると、画面を覗きこむために前かがみになったり、スマートフォンを持った手の肘をついて食べたりしてしまいます。こうした姿勢も避けたほうがいいですね。
「口元」は引き締めて
クチャクチャ音を立てて食べる人のことを「クチャラー」と呼びますが、食事で嫌われるナンバーワンではないでしょうか。また口いっぱいに頬張る「リス食い」や、舌を出して食べものを迎え入れる「迎え舌」なども好ましくありません。これらを解消するには、ひと口の量を少なくすることが肝心です。
他にも気をつけたいアレコレ
この他に、インターネットの掲示板などに書き込まれている、避けたほうがいいと思われている食べ方をあげてみましょう。
・食べ物を口にいれたまま話す(笑う)
・食べ放題や無料の大盛りを注文して残す
・まずそうに食べる
・嫌いな食べ物をよける
・他人が食べているものを批判する
・多量に調味料を使う
・無料の付け合せ(牛丼の紅ショウガなど)を多量に食べる
不快に思うことは人によりますが、上記のなかで「これ、やっちゃうなあ」と思った人がいたら、なるべく控えたほうがいいかもしれませんね。特に身近な人から指摘を受けている人は早く改善しましょう。「自分ひとりの時だけだから」と考えている人がいるかもしれませんが、外食なら誰がどこで見ているかもしれませんし、他人と一緒に食事をしているときについやってしまう可能性もあります。
食べ方は直せる
「何気ない言動にこそ、その人の本性が現れる」なんていうことがあります。その意味では1日3回口にする食事にこそ、人間の本性が出てきても当然かもしれません。
けれども忘れてはいけないのは、食べ方は直すことができる点です。まずは姿勢と口元だけでも気をつけてみてはいかがでしょうか。あなたの食べ方、誰かに見られているかもしれませんよ。汚いと思われないためにも、意識して改善していくようにしましょう。
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