ライター : Osa_moMom1

一度食べたらクセになる!鹿肉とは

鹿肉とはジビエの一種で、鹿の肉を指します。ほかの食肉に比べると、脂肪や臭みが少なくあっさりと食べられるのが特徴。しっかりとしたうま味が感じられます。肉質はキメ細やかで繊細なのがポイント。高級牛肉のようなやわらかくも弾力のある食感です。

なかでも食肉として食べられているのが、「ホンシュウジカ」と「エゾシカ」の2種類。ホンシュウジカは初めて鹿肉を食べる方におすすめのジューシーな風味とやわらかな食感が特徴です。一方エゾシカはジビエらしい野生味をダイレクトに感じられ、肉質はやや硬めといえます。

部位に合わせて調理法を選ぼう

部位味わいおすすめ調理法
ロース鹿肉本来のうま味が楽しめる。キメ細やかでやわらかな肉質なので、じっくりと火を通すことで舌触りが良いまま味わえる炭火焼き・ステーキ・ロースト
バラ比較的脂身が少なく、さっぱりとした味わい。初めて鹿肉を食べる人でも調理しやすいジンギスカン・低温でロースト
もも脂身が少なめで、自然な肉感を楽しめる。筋肉繊維が細くやわらかいのが内もも、比較的硬めで味わい深いのが外ももしょうが焼き、ステーキ、煮込み料理、コンフィ、唐揚げ
ヒレ赤身を凝縮させた鉄っぽい味が特徴。やわらかな食感と宇独特のうま味を楽しめるステーキ・ハンバーグ
スネ濃厚な鹿肉のうま味を感じられ、肉質はキメ細やかミートボール・ロールキャベツ・アヒージョ・テリーヌ
鹿肉には、ロース・バラ・もも・ヒレ・スネなど、さまざまな部位があり、特徴に合わせた調理方法を選ぶ必要があります。

ロースは、鹿肉のなかでも赤身の純度が高いのが特徴。ロース本来のキメ細やかな肉質を味わうなら、特にステーキやローストがおすすめです。強火で一気に焼くよりも、時間をかけて火を通すと良いでしょう。

バラは希少部位のひとつです。ジンギスカンや低温でローストするのがベスト。ももはスライスからブロックまでさまざまな形状や調理方法で使いやすく、ヒレはステーキにすると味を最大限発揮できます。スネは鹿肉のなかでも比較的安価な部位。太い筋繊維が束になっているため、細かくカット・スライスして使うのがポイントです。長時間煮込むと独特のプリプリ食感を楽しめるので、ぜひ試してみてください。

【初心者向け】鹿肉のおすすめレシピ3選

1. やみつきになる。鹿肉とえのきだけの炒めもの

鹿ヒレ肉とえのきだけを使う、やみつきになる炒めものです。鹿ヒレ肉は繊維を断ち切るようにカットすることで、食べやすい質感になります。しょうゆや塩でしっかり塩味を効かせるのがポイント。えのきだけの淡泊な風味は、鹿肉のジューシーさをより際立たせます。

2. ワインによく合う芳醇な香り。鹿肉のみそ漬け焼き

奥深さとコクのある、鹿肉のみそ漬け焼きです。みりんを加えるので、芳醇な香りがふわっと広がります。みそとみりんにより、まろやかな甘みを感じられるのがポイント。鹿肉は厚めにカットすることで、歯ごたえ抜群に仕上げます。鹿肉のうま味をダイレクトに楽しみたい方に最適ですよ。

3. ジュワッと広がる肉のうま味。鹿肉のロースト

鹿肉を直火またはオーブンでじっくりと焼き上げるロースト。塩や黒こしょうのシンプルな味付けで、クセになるおいしさに仕上げます。隠し味としてにんにくをプラスするのがポイント。独特な香りが鹿肉のうま味を強調します。半日~1日ほど置くと、鹿肉の中まで味がよく染み込みますよ。

【お酒好きに】鹿肉のおすすめレシピ3選

4. 大人な酸味と上品な香り。鹿肉の赤ワイン煮込み

赤ワインの渋みや酸味が鹿肉からジュワッと染み出す、贅沢な煮込みレシピです。高級感あふれる大人な風味が、鹿肉の上品さを際立たせます。玉ねぎやにんじん、セロリなど、風味豊かな野菜をたっぷり使用。オリーブオイルやにんにくで、エレガントな香りを表現します。

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