いつもお酒を飲むと眠くなる…それって体にいいこと?悪いこと?

いい気分でお酒を飲んでいるのに、なんだかまぶたが重くなる。そんな経験は多くの人がしていると思います。どうしてお酒を飲むと眠くなってしまうのでしょうか。それは体にとってよいことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。

お酒を飲むといつも眠くなる…

今年も残すところあと少しとなりました。年末から年始にかけて、何かとお酒を飲む機会が増える人も多いでしょう。
ほろ酔いで楽しいお酒ならいいのですが、ベロベロに泥酔して、翌朝気が付いたら服のまま寝ていた。化粧もコンタクトもそのままだった。なんて経験のある人もいそうですね。さてお酒を飲んで眠くなってしまうのはなぜでしょうか。それは体にとって、どんな影響があるのでしょうか。

お酒を飲むとどうして眠くなるの?

「これだけ飲めば眠くなる!」なんてお酒の飲み方はありません。どんなお酒をどのくらい飲んだかだけでなく、飲む人の体調や気分にも左右されますが、お酒を飲んで眠くなる理由は、大きく分けて3つあります。

エタノールの作用で眠くなる

お酒に含まれるエタノールは、緊張を緩和させる作用があります。これは飲んだ人の脳が麻痺したり、神経が抑制されたりする結果で、ほどほどの量であれば、気分が高揚して、“笑い上戸”や“泣き上戸”ともなり、身も心もリラックスした状態で眠気につながります。ただしお酒の量が多くなると、泥酔状態(急性アルコール中毒)となってしまい、最悪の場合には命に関わります。

血糖値が低くなって眠くなる

空腹時や食後に眠くなる現象は、血糖値が低くなることによるもので、お酒を飲んでも似た状態を引き起こします。肝臓は、飲んだお酒(アルコール)を分解する役割を持つと同時に、糖を体中に送る役目も果たしています。お酒を飲むと、肝臓はアルコールを分解する役割が中心となるため、低血糖の状態となり眠くなるのです。

体が冷えて眠くなる

眠る時は体温が低下しますが、体温が低下することで、眠くもなります。適量のお酒を飲むと、血行がよくなるため、汗をかいたり着ているものを脱いだりします。その後、体を冷やすことで眠気につながります。また適量を超えたお酒を飲むと、アルコールを分解する肝臓の機能を超えた量のアルコールが体に入ることになります。すると血中のアルコール濃度が上昇し、血管が収縮して体温が下がり、やはり眠くなってしまいます。

肝臓の機能が衰えていることも

「以前は、もっと飲めたんだけどなあ」そんな風に考えている人もいそうですね。年齢を重ねることで、体力や気力が衰えるだけでなく、内臓の機能も弱っていきます。若いころは肝臓も活発に働いて、せっせとアルコールを分解してくれたのでしょうけど、年をとってくるとそうはいきません。お酒を飲む量やおつまみを食べる量を減らて、体への負担を軽くしましょう。
さらに自治体や職場などでおこなわれている健康診断を受けつつ、異常を感じたら医師に診察してもらいましょう。思わぬ病気が隠れているかもしれません。

寝酒は体にいいの?

お酒を飲んで眠くなるのであれば、眠りたい時にお酒を飲めばいいのでは?と考えても不思議ではありません。寝酒の習慣は昔からありますし、寝る前に飲むお酒やカクテルを示す“ナイト・キャップ”なる言葉もあります。ただしすんなり眠れるのであれば寝酒(ナイト・キャップ)はよさそうですが、習慣にするのは要注意です。
お酒を飲んで眠ると、眠ったあとも肝臓はアルコールを分解するために働き続ける必要があります。自分では眠ったつもりでも、内臓は一生懸命働いているのでは可哀そう。眠るときは内臓も休ませてあげたいものです。

眠っている最中も働く内臓

「寝る前に食べてはいけない」との文句を見聞きした人もいるはずです。寝る前に摂取した食べものが、そのまま蓄積されることで太りやすくなるのに加えて、眠った後も内臓が働き続けるため、睡眠の質が悪くなるからです。これはそのまま寝酒にも当てはまります。寝酒しつつおつまみも食べてしまうと、徐々に太ってしまうかもしれませんね。肥満の危険があることを頭に入れておきましょう。

眠りへの効果が弱くなる

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