ライター : donguri

グルメライター

2025年4月に価格改定。ビールはどのくらい値上げされた?

アサヒビール、サントリー、キリンビール、サッポロビールの4社は、2025年4月1日(火)からビールを含む対象商品の価格改定を実施することを発表しました。

この記事では、ビールはどのくらい値上げされたのか詳しく解説。また2026年に予定されている酒税改正についてもご紹介します。

ビールの値上げ率は3〜12%程度

ビールメーカー各社は2025年4月1日(火)からの値上げについて事前に告知していますが、具体的な値上げ率についての言及はなし。酒屋さんの情報や報道によると、3〜12%程度値上げされているとのことでした。

値上げに関する口コミ・SNSでの反応

  1. スーパーはもちろん居酒屋さんのビールも値上げされてた
  2. 値上げ前に買いだめしておいたビールがそろそろ無くなりそう……
  3. ビールの値上げでやっぱり飲む機会は減るなぁ

値上げ金額の例

値上げ前価格値上げ後価格
220円227〜247円
230円237〜258円
240円247〜269円
250円258〜280円
260円268〜291円
270円278〜302円
値上げ前のビール缶(350ml)は、220〜270円程度の価格が一般的。それを3〜12%値上げした場合の金額を表にしたものがこちらです。

3%値上げの場合は7〜8円プラスと大差はありませんが、12%値上げの場合は27〜32円ほどの差額に。たとえば1週間で6本、1ヶ月で24本消費する場合、1ヶ月で見ると168〜768円ほどプラスになります。

値上がりしたビールの銘柄は?代表的な商品一覧

メーカー名主な対象商品
アサヒビールアサヒスーパードライ
スタイルフリー
クリアアサヒなど
サントリーザ・プレミアム・モルツ
サントリー生ビール
金麦など
キリンビールキリン一番搾り生ビール
淡麗グリーンラベル
本麒麟など
サッポロビールサッポロ生ビール黒ラベル
ヱビスビール
サッポロ GOLD STARなど
(※1,2,3,4)
大手4社で値上げされたビールの代表的な商品がこちら。ビールだけでなく、角ハイやノンアルコール飲料、RTDなどさまざまな商品が値上げの対象になっています。

今後さらに値上げされることはある?

近年値上げが続いていますが、今後さらにビールの値上げはあるのか気になりますよね。現状値上げについて具体的な情報は出ていませんが、2026年10月にはビール系飲料、酎ハイなどの発泡性酒類の酒税率改正が予定されています。

これは、今までビール、発泡酒、新ジャンル等で異なっていた税率を一本化しようというもの。2026年10月の酒税改正によりビールの税率は引き下げ、発泡酒、新ジャンルの税率は引き上げとなります。

メーカーや販売店が改定分を価格に反映するとすると、ビールは値下がり、発泡酒や新ジャンル(第3のビール等)は値上げされる可能性があります。(※5)

今後の価格変化にも注目

2025年4月1日(火)より、ビールのほか缶チューハイやRTDも値上げされました。値上げ率は3〜12%で、1ヶ月に24本飲む場合168〜768円ほどプラスに。2026年10月の酒税率改正でビールは値下げされる可能性もあるので、今後の行方にも注目です。
【参考文献】
(2025/06/22参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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