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つらい二日酔い…そもそもの原因とは
お酒を飲むと、肝臓でアルコール(エタノール)がアセトアルデヒドという物質に分解されます。この物質が、二日酔いの症状を引き起こす原因です。
アセトアルデヒドの分解スピードが遅い体質の人や、分解できる量を超えてアルコールを摂取した場合、二日酔いにつながるおそれがあります。飲酒の際には適量を心がけることが大切です。(※1,2)
アセトアルデヒドの分解スピードが遅い体質の人や、分解できる量を超えてアルコールを摂取した場合、二日酔いにつながるおそれがあります。飲酒の際には適量を心がけることが大切です。(※1,2)
工藤先生:
「お酒を飲みすぎたときの二日酔いの吐き気や頭痛は、つらいですよね。少しでも早く治すために、二日酔いに効果的な食べ物・飲み物を勉強していきましょう」
「お酒を飲みすぎたときの二日酔いの吐き気や頭痛は、つらいですよね。少しでも早く治すために、二日酔いに効果的な食べ物・飲み物を勉強していきましょう」
アルコールの分解に必要な栄養素
栄養素
- ビタミンB1
- ナイアシン
- ビタミンC
- 糖質
アルコールの代謝にはビタミンB群が関わっています。ビタミンB群は、アルコールをアセトアルデヒドに分解する手助けをしてくれます。
また、ナイアシンは不足すると代謝が滞り、アセトアルデヒドが体内に残りやすくなるおそれが。そのほか、ビタミンCにもアセトアルデヒドの分解を助ける作用があります。
そして、糖質も摂りたい栄養素のひとつです。アルコール代謝が活発になることで、糖分を作る経路が妨げられてしまい、低血糖を引き起こすおそれがあります。(※2,3,4)
また、ナイアシンは不足すると代謝が滞り、アセトアルデヒドが体内に残りやすくなるおそれが。そのほか、ビタミンCにもアセトアルデヒドの分解を助ける作用があります。
そして、糖質も摂りたい栄養素のひとつです。アルコール代謝が活発になることで、糖分を作る経路が妨げられてしまい、低血糖を引き起こすおそれがあります。(※2,3,4)
二日酔いに効く食べ物一覧
一覧
- ビタミンが豊富なりんご・オレンジなど
- タンニンを含む柿
- 玄米や全粒粉のパン
- 味噌汁
- カレー
- 納豆や豆乳などの大豆製品
ビタミンが豊富なりんご・オレンジなど
りんごやみかんは、アルコール代謝に関わるビタミンや、低血糖の対策になる糖質が摂れるのでおすすめです。また、酩酊時はホルモンの影響で尿量が増えて、体内の水分が不足してしまいます。りんごやオレンジは、不足した水分も同時に補給できる点も嬉しいですね。(※4,5,6)
タンニンを含む 柿
お酒を飲む前に柿を食べると、二日酔い対策に良いとされています。これは、柿に含まれるタンニンやアルコールデヒドロゲナーゼなどの酵素が、アルコール分解の手助けをしてくれるためです。また、柿にはビタミンCや糖質も多く含まれており、二日酔いにおすすめの栄養素を効率よく摂ることができます。(※7)
玄米や全粒粉のパン
玄米や全粒粉のパンには、白米や普通のパンより、多くのビタミンB群が含まれています。これは、栄養素を多く含む皮や胚芽を取り除いていないためです。ビタミンB群はアルコールの代謝を助けてくれるので、二日酔いの際には意識して玄米や全粒粉のパンを選ぶと良いでしょう。(※2,8,9,10,11,12,13)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。