
ライター : ニコライ
グルメライター。スイーツやお店の紹介、コラムまで食に関することは幅広く書いていこうと思います。日本酒が好きで飲み歩きも多いこの頃。旅行先のカフェに行くのも好きです。どうぞ宜…もっとみる
シャリアピンステーキとは
聞き慣れない名前でまるで海外で生まれた料理のように思えますが、れっきとした日本発祥の料理です。
焼く前にお肉と玉ねぎをしっかりとなじませておくことが特徴で、別名「マリネ・ステーキ」とも呼ばれています。玉ねぎのタンパク質分解酵素の力がお肉をやわらかくしてくれるので、脂ののった高級なお肉はもちろんのこと、お値段の安い赤身のステーキ肉もおいしく食べられるとっても便利なレシピなんです。
シャリアピンって?
1963年に帝国ホテルを訪れたオペラ歌手のフョードル・シャリアピンさんが、スタミナをつけるためにステーキを食べたいけれど、歯が痛いので柔らかく食べやすい料理を出してほしいと注文し、その要望を叶えるために当時の総料理長が生み出したのがこのステーキです。
このステーキが大変おいしかったことから、誕生のきっかけになったシャリアピンさんの名前をそのまま料理名として使い、そのあとも広く作られていくようになったのです。
シャリアピンステーキの作り方
材料
牛ステーキ肉……200g
玉ねぎ……中1個
塩、胡椒……適量
<ソース>
赤ワイン……大さじ4
醤油……大さじ2
バター……大さじ2
水溶き片栗粉……少量
手順
1. まず、みじん切りにした玉ねぎでお肉を覆い、冷蔵庫で半日ほどねかせておきます。
2. 焼く前に常温にもどしておき、つけておいた玉ねぎをお肉から取りのぞきます。この玉ねぎもあとでソースとして使うのでとっておきましょう。
3. お肉に塩、胡椒をふって、フライパンにバターを溶かして焼き、両面が焼けたらお皿に盛ります。
4. ステーキの肉汁の残ったフライパンでお肉をつけておいた玉ねぎを炒めます。きつね色になったら片栗粉以外のソースの材料を入れて10分ほど煮詰めます。
5. 水溶き片栗粉を入れてソースがまとまれば、先ほど焼いたお肉にのせて完成です。
おいしく作るためのコツ
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