赤皮栗かぼちゃ

朱色の皮が特徴の、赤皮栗かぼちゃ。代表的な品種は、加賀野菜の打木赤皮甘栗かぼちゃがあります。打木赤皮甘栗かぼちゃは円すい栗形で、大きさは1kgほど。皮が薄くて果肉は厚みがあり、赤味を帯びたオレンジ色をしています。「栗かぼちゃ」という割にほくほく感は少なく、しっとりした肉質で煮崩れしにくいのが特徴です。

長かぼちゃ

ヘチマのような長細い形をしており、長さは40~60cmほど、重さは2~4kgもある長かぼちゃ。宿儺(すくな)かぼちゃや甘龍(かんりゅう)など、たくさんの品種があります。

濃くて黄色い果肉は肉厚で、厚みはほぼ一定。栗かぼちゃのような、ほくほくして甘味があるのが特徴です。

宿儺かぼちゃ(すくなかぼちゃ)

岐阜県高山市丹生川町あたりで栽培されてきた、飛騨の伝統野菜。長かぼちゃのなかでも高価なブランドかぼちゃで、長細いヘチマのような形ながら表皮はすべすべした灰緑色をしています。

濃い黄色をした果肉は、栗かぼちゃのような肉質。加熱するとほくほくして青臭さが少なく、甘味があるのが特徴です。

雪化粧かぼちゃ

緑がかった白い表皮が特徴の、白皮栗かぼちゃの品種のひとつ。ほくほくした食感で、甘味が強いうえに青臭みは少ないです。貯蔵性が高いのが特徴で、3か月ほど日持ちがします。果肉の黄色さは、やや薄め。おもな産地は北海道で、ほかの品種が少なくなる時期に出荷されます。

伯爵かぼちゃ

伯爵かぼちゃは、宮城県で販売されている白皮栗かぼちゃの品種です。同じ系統の雪化粧かぼちゃと同じく、ほくほくしていて長期保存ができます。表皮は硬く白いのが大きな特徴で、雪化粧かぼちゃよりも表皮は白いです。

青臭さは少なく、収穫したてはしっとりして甘味は強くありません。熟成させるほど、ほくほくして甘味が増します。

アトランティック・ジャイアント

観賞用の巨大なかぼちゃ。肥料をしっかり与えると、50~100kgほどにも成長します。オレンジ色をしていて、縦に浅い筋が入っているのが特徴。ハロウィンや秋の収穫祭などのイベント用に使われます。
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