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西洋かぼちゃとは
かぼちゃの種類は大きく分けて3つあり、西洋かぼちゃはそのひとつ(ほかは日本かぼちゃ、ぺポかぼちゃ)。原産地は、中南米の高地とされています。日本に伝わったのは1863年。アメリカから伝来し、明治時代には多くの品種が導入されました。
伝来当時は北海道で多く栽培されていましたが、大正時代以降は関東以南でも栽培されるようになり、現在国内で流通しているかぼちゃのほとんどが西洋かぼちゃです。
伝来当時は北海道で多く栽培されていましたが、大正時代以降は関東以南でも栽培されるようになり、現在国内で流通しているかぼちゃのほとんどが西洋かぼちゃです。
日本かぼちゃとの違いは?
見た目の違い
西洋かぼちゃは皮の凹凸が少なく、丸みのある形が特徴です。一方、日本かぼちゃは皮に深い溝があり、凹凸があるのが特徴。皮の色は、どちらも黒色や濃い緑色のものが多いです。
味の違い
西洋かぼちゃは、日本かぼちゃにくらべて甘みが強く、ホクホクした食感です。栗に似ていることから、西洋かぼちゃを「栗かぼちゃ」と呼ぶことも。日本かぼちゃは水分が多く甘さが控えめなので、料理によって使い分けるとよいですよ。
栄養価の違い
西洋かぼちゃは日本かぼちゃにくらべて、皮膚や粘膜の健康を維持したり、抗酸化作用をもつβ-カロテンが豊富に含まれています。
西洋かぼちゃ100gあたりのβ-カロテン当量が4,000μgなのに対し、同量の日本かぼちゃは730μg。西洋かぼちゃのほうが約5倍も多く含まれていることがわかります。(※1,2,3)
西洋かぼちゃ100gあたりのβ-カロテン当量が4,000μgなのに対し、同量の日本かぼちゃは730μg。西洋かぼちゃのほうが約5倍も多く含まれていることがわかります。(※1,2,3)
西洋かぼちゃの主な品種と特徴
黒皮栗かぼちゃ
黒皮栗かぼちゃは、その名の通り皮が黒っぽい緑色をしているのが特徴です。特定の品種名ではなく、「みやこかぼちゃ」や「くりゆたか」、「九重栗南瓜」など西洋かぼちゃを代表する品種の総称。スーパーや青果店でもっとも多く見かけるのが、黒皮栗かぼちゃです。
果肉はオレンジ色で、栗のようにホクホクとした食感。甘みが強いため、スイーツや煮込み料理、スープなどさまざまな料理にむいています。
果肉はオレンジ色で、栗のようにホクホクとした食感。甘みが強いため、スイーツや煮込み料理、スープなどさまざまな料理にむいています。
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