ライター : とも

子育てフードライター

「フムス」とは?

ひよこ豆のペースト「フムス」

フムスは中東諸国や地中海地域で広く食べられている伝統的な家庭料理です。ホモスやフンムスとも呼ばれます。ゆでたひよこ豆に調味料やオリーブオイルを加え、ペーストにして作られる料理です。 前菜にしたり、野菜や肉にディップして食べたりするなど、日常的に食卓に並びます。

あの国が発祥!フムスの歴史

フムスの発祥は、オスマン帝国時代のトルコやイスラエル、パレスチナと言われています。歴史的な影響を大きく受けた地域でもあり、はっきりとされていません。ひよこ豆はアジア西方が原産で、1万年以上前から中東地域で栽培されている豆類のなかでもっとも古い種類のひとつ。中東地域における、庶民の貴重なタンパク源でした。

また、フムスはアラビア語で「ひよこ豆」を意味します。最古のものでは13世紀の料理本にフムスのレシピが紹介されていますよ。

フムスはどんな味?

濃厚な旨味とコク、甘味がありながらも、しつこさのないすっきりとした味わいで、まるでクリームチーズのようだと例えられます。口の中でさっと溶ける、口溶けのよさも魅力です。

シンプルな料理だけあって、使用するひよこ豆の産地や、混ぜるオリーブオイルの種類によっても味わいが変化しますよ。

フムスの栄養やカロリー

フムスのベースとなるゆでたひよこ豆には、100gあたりエネルギー量が149kcal、糖質は15.8g含まれています。白米100gあたりと比べると、ひよこ豆の糖質量は約1/2程度です。

ひよこ豆には、鉄分や葉酸、食物繊維も豊富に含まれているため、貧血気味の方や便通促進に役立ちますよ。

また、ひよこ豆はフムスとして調理されることで、練りごまや、オリーブオイル、にんにくなどが加わります。そのため、1人前で185kcalになります。(※1,2,3,4,5)

フムスの材料や食べ方

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