幻のさばって知ってる?金華ハムならぬ「金華さば」の実態を知りたい!

みなさんは、“幻のさば”とも呼ばれている「金華さば」をご存じですか?金華ハムなら聞いたことがあるけれど、金華さばは初めて聞いた、という方が多いのではないでしょうか。今回は、そんな金華さばの実態について迫りたいと思います!

金華さばとは?

さばと言えば、日本ではよく食卓にのぼる、親しみのあるお魚ですよね。しかし、同じさばでも、“幻のさば”と呼ばれる「金華さば」を知っていますか?

金華さばといっても、そのような種類のさばがいるという訳ではありません。金華さばは、南三陸の金華山周辺海域で穫れる真さばのこと

一般的にさばは、エサを求めて海を回遊しながら過ごす魚です。ところが、黒潮と親潮が混ざりあう金華山周辺は、エサが豊富なため、この近辺に住むさばはここをほとんど動きません。回遊をせずに豊富なエサをたっぷりと食べられるので、上質な脂が身に入り、そのなかでもさらに選びぬかれた一部のさばのみが、「金華さば」になれるのです。

普通のさばとの違い

大きさ

金華さばの外見の特徴と言えば、その大きさでしょう。普通の真さばのサイズは、50cm前後。一方で金華さばは、基準をクリアした大型のさばしかなれません。というのも、小型の魚はどうしても大型の魚に比べて小さい分、脂ののり具合が悪くなってしまいます。

金華山周辺でとれたからといって、真さばがすべて金華さばになれるという訳ではないんですね。

良質で豊富な脂

大きな身にたっぷりとのった良質な脂は、旬の季節には20~30%にもなるといわれ、醤油をかけても弾いてしまうほどなのだとか。一方で、濃厚ながらも脂が口の中でさっと溶けてしまうので、しつこくなくて食べやすいのも人気の秘密のようです。

また、魚の脂には中性脂肪や動脈硬化のリスクを減らしてくれるEPAやDHAといった栄養素が含まれています。脂の多い金華さばには、この栄養素が通常のさばより多く含まれているので、「おいしくて体にもいい」という、まさに理想的な食べ物なのです。

幻のさばと言われる理由

金華さばには、いくつもの厳しい基準が設けられています。金華山周辺の海域で水揚げされた真さばのうち、一定以上の大きさ、脂のり、鮮度など複数の項目をすべてクリアしたさばのみが、「金華さば」というブランド名を手にすることができるのです。

基準を少しでも欠いたさばが金華さばとして出回ってしまうと、金華さば自体の評判が下がってしまう恐れがあります。そのため、たとえ水揚げ量が少なくても、この基準が厳守されることで金華さばのネームバリューが守られているのです。

希少なため、価格もお高め

品質にとことんこだわっているため、希少価値が高い金華さば。そのためお値段も高めで、一匹2~3万円という高値で取引されることもあります。さらに近年では、水揚げ量自体も減っており、まさになかなか手の入らない「幻のさば」なのです。

金華さばの旬

金華さばの旬は、9月から1月頃まで。秋がもっともおいしい季節です。さばの産卵期は3月から8月頃で、9月を過ぎると、豊富なエサのおかげで脂肪が身にしっかりとのるようになります。

さらに、秋になると海水も冷たくなるため身がぎゅっとしまり、風味とおいしさがアップ。同時に栄養価も格段に上がりますので、まさにいいことずくめなんです。食べるなら、旬の秋が断然おすすめですよ。

どんな食べ方でもおいしい金華さば

金華さばの燻製生ハム

金華さばを燻製にして、生ハムに仕上げた一品です。その食感は、生ハムそのもの!身がやわらかく、金華さばの特徴である脂がしっかりと味わえます。燻製にしてあるので、魚のにおいがちょっと苦手……という人でも食べやすいのが嬉しいですね。日本酒はもちろん、ワインにも合うので、晩酌のおともに試してみては?

金華さばのしめ鯖

金華さばと言えばコレ!と言えるほど、王道な食べ方が「しめ鯖」です。お酢でさばの身をぎゅっとしめることで、魚のうまみが凝縮され、さばの風味を満喫できます。そのままでもおいしいですし、ちょっと醤油をつけたりわさびをのせたり。酒のつまみとして楽しむのもひとつですし、パプリカなどと和えてマリネにして食卓に出すのもいいですね。

金華さばの鯖寿司

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