ライター : 山形ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター

岩手の郷土料理「ひっつみ」とは?

Photo by 山形ゆかり

「ひっつみ」は岩手県の伝統的な料理で、小麦粉と水で作られた生地を手でちぎり、野菜や鶏肉などの具材と共に煮込んで作ります。米が不作のときに主食として重宝され、米の生産が盛んだった地域で発展しました。地元の食材が豊富に使われ、地域や季節によって変わる多様な味わいが特徴です。

「あつあつで心が温まる味だね」と家族に大好評。子どもたちは、生地のもちもち食感がお気に入りです。一緒に作ることもありますよ。

ひっつみとすいとんは違う?

ひっつみと似ているものに「すいとん」がありますが、主に形状と調理法が異なります。ひっつみは薄く伸ばした生地を手でちぎって煮込むのに対し、すいとんは生地を丸めたり、小さくちぎったりしてから煮込みますよ。

伝統の味で温まる!もちもちひっつみの作り方

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調理時間 90
岩手県の郷土料理のひとつ、ひっつみのレシピです。家庭で簡単に伝統的なおいしさを楽しめる方法をご紹介しますよ。

小麦粉の生地を手でちぎって、季節の野菜や鶏肉と一緒に煮込みます。シンプルながらも深い味わいの料理です。とくに寒い日にぴったりですよ。ひっつみの捏ね方や入れ方なども詳しくご説明するので、ぜひ作ってみてください。

材料(3〜4人分)

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ひっつみをおいしく作るコツ・ポイント

コツ・ポイント

  1. 水は小麦粉に少しずつ加える
  2. 生地は必ず寝かせる
  3. 薄く伸ばした生地をちぎる
  4. 沸騰してから生地を入れる
  5. 味付けはシンプルにする

水は小麦粉に少しずつ加える

生地の小麦粉に加える水は一度に入れず、様子を見ながら少しずつ入れましょう。硬さは耳たぶよりも少しやわらかい程度が目安です。水を入れ過ぎた場合は、少量の小麦粉を入れて調整してください。

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