生地は必ず寝かせる

生地をよく捏ねたら、空気にふれないようラップで包みます。冷蔵庫で1〜2時間寝かせましょう。半日程度寝かせても問題ありません。これにより生地が伸びやすくなり、コシが増します。

薄く伸ばした生地をちぎる

生地は寝かせ終わったあと、硬さを確認しましょう。寝かせることで生地が変化し、思ったよりも硬くなっている場合があります。硬い場合は水を少しずつ加え、手で再度捏ねてください。

手で薄く伸ばした生地をちぎる大きさの目安は5cmの四角形。食べやすく仕上がりますよ。ちぎって分けることで、断面がでこぼこになり味が馴染みやすくなります。

沸騰してから生地を入れる

生地を鍋に加える際は、沸騰している状態になってからにしましょう。入れる間隔をあけ、ゆっくりと加えるのがコツです。生地同士がくっつきにくくなり、食べやすく仕上がりますよ。

味付けはシンプルにする

味付けはシンプルに塩、しょうゆ、酒を基本にし、具材の味を引き立てます。ひっつみ生地をゆでるとだし汁に少しとろみがつくため、具材に味がよくからみますよ。薄味のやさしい味付けで、ちょうど良い加減になるでしょう。

作り方

1.小麦粉と水を混ぜる

ボウルで小麦粉を入れ少しやわらかい程度の硬さになるまで捏ねたところ

Photo by 山形ゆかり

ボウルに小麦粉をふるって入れます。真ん中の部分にくぼみを作り、水を入れます。箸で全体を混ぜ合わせ、手で耳たぶよりも少しやわらかい程度の硬さになるまで捏ねます。

2.生地を寝かせる

生地をラップで包んで冷蔵庫で寝かせているところ

Photo by 山形ゆかり

全体をラップで包みます。冷蔵庫で1~2時間寝かせます。

3.大根を切り下ゆでする

大根を短冊切りにし下ゆでしたあとザルに入れ冷ましているところ

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大根を短冊切りにします。小鍋に大根が浸るくらいの水と米(分量外)を入れ、10分程度煮ます。ザルにあげ、冷ましておきます。

4.ごぼうをささがきにする

ごぼうはささがきにしアクを抜いたところ

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ごぼうは皮を包丁の背で剥き、ささがきにします。水に1分ほどさらしてアクを抜きます。

5.にんじんを切る

にんじんを短冊切りにしたところ

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にんじんは短冊切りにします。

6.しいたけを切る

しいたけを5mm幅程度の薄切りにしたところ

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しいたけは軸を切り、5mm幅程度の薄切りにします。

7.長ねぎを切る

長ねぎを斜めに薄切りにしたところ

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長ねぎは斜めに薄切りにします。

8.鶏もも肉を切る

鶏もも肉はひと口大に切ったところ

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鶏もも肉は余分な皮や筋を取り除き、ひと口大に切ります。

9.鍋にだし汁と具材、調味料を入れる

鍋にだし汁、大根、ごぼう、にんじん、しいたけ、鶏もも肉を入れたところ

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鍋にだし汁、大根、ごぼう、にんじん、しいたけを入れます。強火で加熱します。沸騰したら鶏もも肉を入れ中火にし、調味料を入れます。

10.ひっつみ生地を入れる

ひっつみ生地を5cm四方程度の大きさに薄くのばし鍋に入れたところ

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寝かせていた生地の硬さを確認します。硬ければ少しの水(分量外)を足して再度捏ねます。生地を手のひらサイズに分け、利き手の反対で生地を持ちます。利き手で生地を5cm四方程度の大きさに引っ張りながら薄く伸ばし、鍋に入れます。

11.長ねぎを加え味を調整する

長ねぎを加え味を調整してひっつみ鍋ができあがったところ

Photo by 山形ゆかり

だし汁が濁り、全体にとろみが出るまで中火で加熱します。生地に火が通ったら、長ねぎを加えます。味見をして、薄ければ塩やしょうゆで調整してできあがりです。

よくある質問

ひっつみの生地は保存できますか?

保存できます。ひっつみはゆでてから冷水で締め、水気をきり保存するのがおすすめです。蓋付き容器やジッパー付きの密閉袋に入れましょう。冷蔵で1週間程度、冷凍で約1ヶ月保存可能です。

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