ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

万能お手軽調味料「ウェイパー」

この特徴的な赤いパッケージ。スーパーで見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。「ウェイパー」は、すでに愛用者も多い万能調味料です。お料理の仕上げなどに少し加えるだけで味の深みを出すことができます。お料理が苦手という方は、「とりあえずウェイパー!」という人もいるぐらいです。 ウェイパーを使えば、憧れのぱらぱらチャーハンも作れちゃうかも。そのほかのお料理、中華以外に使えるので、バリエーションがぐっと広がりますよ。

ウェイパーとは?

商品名の「味覇(ウェイパー)」は「味の王様」という意味です。その名の通り現在では日本中で超有名な調味料のひとつとなりました。

プロ向け調味料として開発

ウェイパーは30年以上も前に発売された調味料です。発売当初は中華料理店の仕込み用として、プロの中華調理人や業務用の販売でした。 プロ用という事で味の妥協は許されません。ウェイパーを販売している、廣記商行の創業者・鮑日明(パォルゥミン)が、いろいろな中華料理店の料理人の意見を聞きながら作ったと言われています。鶏ガラやとんこつをベースに、中華に欠かせない食材である野菜やスパイスの割合など、試行錯誤を繰り返して開発された調味料なのです。 販売当初はプロ用のため20キロ入りしか販売されていませんでしたが、そのおいしさが評判を呼び、家庭向けサイズが作られるようになったのです。

プレミアムウェイパーも発売

2016年3月にはプレミアムウェイパーが発売されました。 このプレミアムウェイパー、どこがプレミアムかというと、チキンやポークのエキスが従来の7割増、野菜原料のエキスやパウダーが6.5倍、化学調味料無添加となっています。従来よりも深みを出しながら、やさしい味わいにお料理を仕上げてくれます。 妥協しない商品づくりが、私たちの料理を支えてくれています。

ウェイパーを入れたチャーハンの作り方

仕上げにウェイパーのチャーハン

ウェイパーで高菜や明太子など、具材の味付けをしましょう。あらかじめ炒めておいたご飯とタマゴも加え、具材がちゃんと混ざったら盛り付けて完成です。 調理のあとからウェイパーを入れることで、具材に味がしっかりつき、全体の塩分を抑えられます。ウェイパーは少し焦げ付きやすい調味料なので、焦がすのが不安な方は仕上がり前に投入するのがおすすめです。

ご飯を炊くときにウェイパーを入れる

こちらは、炊飯器チャーハンをウェイパーで味付けしたレシピです。これならば、おかまにポン、スイッチオンでたくさんのチャーハンが一気にできますね。 画像は、人参やハムを使っていますが、お好みの具材を入れるのもOKです。炊きあがったあとに予熱で卵も調理できる本格チャーハンです。

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