ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

ご飯の代わりに豆腐を食べるとダイエットになる?

豆腐をご飯の代わりにする「ソイライス」。豆腐を炒めて水分を飛ばすというひと手間がかかるものの、ダイエット中にご飯を食べる量を減らしたい……という方に人気の食べ方です。

豆腐はご飯よりヘルシーなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?具体的に栄養価を見てみましょう。

豆腐とご飯のカロリーや栄養を比べると

100gあたりの量
木綿豆腐ご飯
カロリー73kcal156kcal
たんぱく質7.0g2.5g
脂質4.9g0.3g
糖質0.4g35.6g
食物繊維1.1g1.5g
(※1)
木綿豆腐とご飯の栄養価を100gあたりで比べると、木綿豆腐のカロリーはご飯の約1/2、糖質量は約1/90です。ご飯の代わりに豆腐を食べることで、カロリーや糖質が抑えられることがわかります。

ただし木綿豆腐のほうがごはんより脂質が多い、食物繊維が少ないというデメリットもあります。

豆腐をご飯の代わりにする「ソイライス」の効果

ソイライスの効果

  1. 食事のカロリー・糖質量を減らせる
  2. たんぱく質を多く摂れる

食事のカロリー・糖質量を減らせる

豆腐をご飯の代わりにすることで、食事のカロリーや糖質量をぐっと抑えられるのがソイライスのメリット。前述したように、豆腐はご飯より低カロリー・低糖質な食べ物です。

適正糖質の考え方では、一日の糖質摂取量は70~130gが目安。茶碗1杯のご飯(150g)の糖質量は53.4gなので、一日に3杯摂ると目安量を超えます。糖質量をコントロールするためにソイライスを活用するとよいですね。(※1,2,3)

たんぱく質を多く摂れる

ソイライスはご飯よりもたんぱく質の量が多いのが特徴。たんぱく質は筋肉の材料になるため、ダイエット中もしっかり摂りたい栄養素のひとつです。

たんぱく質不足が続くと筋肉量が減ったり、基礎代謝が落ちたりして、やせにくくなるおそれが。低カロリーでたんぱく質を多く含む豆腐は、ダイエット中に役立つ食品だと言えます。(※1,4,5)

ご飯の代わりに豆腐を食べるときの注意点

ソイライスの注意点

  1. 食事のバランスが崩れやすい
  2. 糖質不足による体調不良のおそれ
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