ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

大根と梅を組み合わせる「梅流し」

腹部の張りや腹痛、食欲減退、肌荒れなどの症状を感じる便秘。症状を感じるのは女性に多いのが特徴です。腹部に違和感があると、不快ですよね。

そんな便秘の症状を解決できる方法が知りたい人は必見。大根と梅の作用を利用する「梅流し」を取り入れれば、便通がスムーズになる可能性がありますよ。

ただし、梅流しを取り入れるだけで必ずしも便秘がなくなるわけではありません。便秘対策には、規則正しい生活や食事、適度な運動が基本です。梅流しの作用だけを期待しすぎるのは、避けましょう。(※1,2,3)

そもそも「梅流し」とは?やり方や作り方を紹介

そもそも「梅流し」とは何なのでしょう。初めて聞いたという方も多いのでは?

梅流しとは、大根と梅干しの煮物を食べることで、便通を良くする方法。大根は、不溶性食物繊維と水分が豊富なので、便のカサを増やし排便をスムーズにするはたらきがあります。

加えて、梅干しに含まれるクエン酸には、腸の動きを活発にする作用がありますよ。したがって、大根と梅のダブルパワーで便秘対策が期待できるわけです。(※2)

材料(1人分)

・大根……1/2本(500g)
・梅干し……中2,3個(20~30g)
・だし用昆布……15g
・水……1,500cc

作り方

1. 保存容器に布巾で汚れを拭いた昆布と水を入れ、冷蔵庫で半日ほど寝かせてだしを取る(短時間で作る場合は30分でも可)
2. 鍋に昆布だしを入れ、煮立つ直前に昆布を取り出し、皮をむいた2cm厚の輪切りの大根をやわらかくなるまで煮る
3. 大根に竹串がすっと入ったら、梅干しをほぐしながら加え5分ほど煮れば完成(※2)

やり方

1. 煮汁を大きめの茶碗に入れ、ゆっくり飲みます
2. 茶碗一杯の煮汁を飲み干したら、大根や梅干しを食べつつ、煮汁も飲みます
3. 鍋の中身が全部なくなるまで食べます(※2)

大根の栄養

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