ライター : 川島 尚子

管理栄養士 / パティシエ

【結論】カレー×夏野菜は夏バテ対策にぴったり!

カレーは一年中食べられるメニューですが、夏はスパイスの作用を摂り入れられる辛いカレーが好まれる傾向にあります。スパイスには、暑さで食欲減退しているときでも食欲を増進する作用や、食べたあとに体温を上げてその後下げてくれる作用があるためです。

また、夏野菜を具材にすると夏に摂りたいビタミンやミネラルを効率よく摂ることができ、夏バテ対策になります。

それでは、夏バテ対策におすすめなカレーの具材を詳しく見ていきましょう。(※1,2)

夏バテ対策に良いカレーの食材やスパイス7選

夏バテ対策に良いカレーの食材やスパイス

  1. クミン
  2. ターメリック
  3. カルダモン
  4. カイエンペッパー
  5. ガラムマサラ
  6. 夏野菜
  7. 肉・魚介類

1. クミン

クミンはカレーを作るときの主要なスパイスの一種です。カレーの香りはクミンの香りが中心となっています。

クミンには食欲増進作用消化促進作用があり、胃痛や腹痛にも良いと言われています。ほかにもコレステロールや脂肪燃焼作用も持つことから、ダイエットの際にもおすすめのスパイスです。(※3,4)

2. ターメリック

ターメリックは秋ウコンを指し、カレーの黄色い色のもとであるポリフェノールのクルクミンを含んでいます。クルクミンには強い抗酸化作用があるのが特徴です。

ターメリックを摂取すると、食欲増進や血流をよくすることにつながります。そのほか胆汁の分泌を促進する、肝臓の機能を良くする、免疫力を高めるといった作用も期待できますよ。(※5)

3. カルダモン

カルダモンはしょうが科の植物で、種子に独特の香りと苦みがあるスパイスです。唾液や胃液の分泌を促し、消化を促進する作用を持ちます。

肉や魚の臭み消しに利用され、口臭対策にも使われるほか、香り成分によって気分を落ちつかせて疲れの対策にも役立つのが特徴です。(※6)

4. カイエンペッパー

カイエンペッパーは赤く辛い細かい唐辛子の粉で、辛味成分であるカプサイシンが含まれます。カプサイシンは舌や胃を刺激し、唾液や胃液の分泌量を増やすことで食欲増進につながる成分です。

また、血行を促進するため、免疫力が高まる、疲労物質が分解されやすくなるなどの作用も期待できます。さらに発汗を促進し、老廃物や有害物質を排出させたり、脂肪を燃焼さたりするはたらきも。カレーの辛さを出すだけでなく、さまざまな作用を持つスパイスです。(※7,8)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ