ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

包丁いらずで簡単!つまようじで桃の皮がむけるんです

Photo by 稲吉永恵

まるごとの状態で桃の皮をむきたいとき、どのようにしていますか?包丁でむいたり沸騰したお湯に浸して湯むきをしたりとさまざまな方法がありますが、実はつまようじひとつでむけるんです!

この方法は意外とお手軽で、お子さんもトライしやすいですよ。詳しく解説するので、ぜひ挑戦してみてください。

手順・やり方

1. 桃の皮と実の間につまようじを刺す

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桃をよく洗ってから水気を拭き、桃の実と皮の間につまようじを横向きに差し込みます。最初に差し込む部分は、割れ目の辺りが差し込みやすいです。

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横向きに1.5cmくらい差し込みます。

2. 差し込んだつまようじを下方向に移動させる

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そのままつまようじを下方向に動かします。滑らせるように移動させましょう。

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つまようじを移動させていると、途中で皮が切れてはがれるようになります。

3. はがれた部分から手で皮をむく

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皮がはがれた部分から、手で皮をむきます。

4. 繰り返す

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同様に、つまようじを実と皮の間に横向きに差し込み、下方向にはがすようにして移動させます。

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皮がはがれた部分から、手で皮をむきます。

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同じように全体の皮をむいて完成です。

包丁より時短?手軽?違いを徹底比較

では、つまようじを使って皮をむく方法は定番の包丁と比べてどのくらい手軽なのか、見た目の違いや難易度を含めて比較してみます。どちらのほうがシチュエーションや桃の熟度に合っているか、確認してみましょう!

包丁で桃の皮をむく方法はこちら▼

見た目を比較

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包丁でむいた桃は、全体を包丁の背でなでていることから表面が全体的に押されたような状態になります。ある程度熟した桃を使ったため、サッとひとなですることで皮が浮いたようになりすぐにはがれましたが、硬い桃の場合ははがれにくく何度かなでる必要があるかと思います。

つまようじでむいた桃は、差し込んだ痕が残るのが難点。ただ、その部分以外は押されたような跡は残らずきれいにむけました

かかった時間を比較

皮をむく方法作業時間(桃1個当たり)
包丁でむく2分
つまようじでむく6分
包丁で桃をむく場合、全体を満遍なく包丁の背でなでる必要があります。それを丁寧におこなえば、あとは滑るようにむけるのでとてもスムーズでした。

つまようじで桃をむく場合は、「つまようじを差し込んで引き、皮をむく」という作業を繰り返します。今回ははがれやすい完熟の桃だったので6分ほどでむけましたが、硬い桃や皮が薄くて切れやすい桃の場合はもっと時間がかかると思います。

手軽さを比較

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包丁で桃をむく方法のポイントは、包丁の背を使って桃の皮をなでる工程です。ここをきちんとおこなえば、するりと一気にはがれるのでとても手軽ですよ。中途半端になでた場合、はがすときに皮が動かず苦労するので再度包丁でなでる必要があり、意外と手間がかかります

つまようじで桃をむく方法の難易度は低いです。刃物不要で、お子さんも挑戦しやすいですよ。また爪で皮をはがすよりもつまようじを使うほうがスムーズでお手軽。ただ、桃の状態によっては「つまようじを差し込んで引き、皮をむく」という一連の作業を何度も繰り返すことになるのが難点です。

比較結果まとめ

皮をむく方法難易度見た目時短度手軽さ安全度
包丁でむく★★☆★☆☆★★☆★★☆★★☆
つまようじでむく★☆☆★★☆★☆☆★★★★★★

つまようじを使う桃の皮のむき方は誰でも挑戦しやすい!

つまようじは、薄い桃の皮をはがすのにとても有効です。差し込む部分に跡が残りますが、全体的にきれいにむけますよ。包丁を使ったりお湯を沸かしたりする工程がないため、安全におこなえるのが大きなメリット。

食卓で会話を楽しみながら皮をむくことも可能で、お子さんにお手伝いを頼むこともできますね。手軽な皮のむき方を参考に、旬の桃を存分に楽しんでください。

※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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