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【原材料】ベーグルとパンの違い
まずは、原材料におけるベーグルやパンの違いをご紹介します。ベーグルもパンも、どちらもモチモチ&ふっくらした食感ですが、微妙に異なる食べ応えがありますよね。ベーグル特有の弾力や、パン特有のやわらかさの理由は、原材料の違いです。
ベーグルの原材料
ベーグルのおもな原材料は、小麦粉(強力粉)・水・砂糖・塩・イーストです。パンの原材料との大きな違いとして、卵・バターを使わないことが挙げられます。なかでも小麦粉と水は、ベーグルの原材料の大部分を占めています。
とくにチョコレートやフルーツなどが含まれていないプレーンタイプのベーグルの場合は、よりシンプルな原材料に。ただし食べやすさを支えたり香りを演出するために、少量の構造酢や乳化剤、ビタミンC、大豆油などが含まれる場合もあります。
とくにチョコレートやフルーツなどが含まれていないプレーンタイプのベーグルの場合は、よりシンプルな原材料に。ただし食べやすさを支えたり香りを演出するために、少量の構造酢や乳化剤、ビタミンC、大豆油などが含まれる場合もあります。
パンの原材料
パンのおもな原材料は、小麦粉・酵母・砂糖・塩・水です。基本的なパン生地は上記の5つの素材から作られますが、なかでも重要な要素を担うのが、小麦粉に水を含んでこねることで生まれるグルテンです。パン特有の粘着性や弾力性は、グルテンによって生成されます。
生地の中心温度が85~96℃に上がるとグルテンが固まり、その結果パンの形状が記憶され冷えても形が長持ちします。またパンの種類によっては、小麦粉以外の粉(米粉やライ麦など)をブレンドすることによって、異なる風味や食感を作れます。
生地の中心温度が85~96℃に上がるとグルテンが固まり、その結果パンの形状が記憶され冷えても形が長持ちします。またパンの種類によっては、小麦粉以外の粉(米粉やライ麦など)をブレンドすることによって、異なる風味や食感を作れます。
【味・生地の食感】ベーグルとパンの違い
ベーグルとパンは一見すると似た見た目の食品に思えますが、いざ口に入れてみると食べ応え・噛み応えに大きな違いがあることがわかりますよね。ベーグルとパンの食感の違いには、使用されている素材が関連しています。それぞれが持つ特有の食感の理由を学んでみましょう。
ベーグルの味・生地の食感
ベーグルには油脂分が含まれていないため、小麦をはじめとする素材の味をより強く感じられるのが特徴です。小麦粉の種類が変わるごとに、パン以上に素材の風味の変化を楽しめるでしょう。またベーグル特有の塩気も、パンでは味わいにくい醍醐味のひとつです。
油脂分や乳製品をカットすることで、弾力感のある生地の質感がキープされます。ベーグルは「表面はツルツル、中身はモチモチ」の食感が特徴で、噛み応えも抜群。パン以上に、生地がずっしりと詰まっているような感覚を実感できます。
油脂分や乳製品をカットすることで、弾力感のある生地の質感がキープされます。ベーグルは「表面はツルツル、中身はモチモチ」の食感が特徴で、噛み応えも抜群。パン以上に、生地がずっしりと詰まっているような感覚を実感できます。
パンの味・生地の食感
パンはベーグルにはない油脂分が含まれているため、甘みや旨味をより強く感じられます。またベーグルと比べて牛乳や卵も多く配合されており、小麦以外の素材の味を楽しめるのが特徴です。さらに油脂分の配合により、しっとりとした食感が楽しめるのもパンならではの魅力といえるでしょう。
パンの種類は、小麦粉・酵母・水・塩のみに近い状態で作られた「リーン」タイプと、油脂・乳製品・卵などが多く配合された「リッチ」タイプに大別されます。リーンタイプは噛み応えがありシンプルな味で、リッチタイプはきめ細かくやわらかな食感であることが特徴です。
パンの種類は、小麦粉・酵母・水・塩のみに近い状態で作られた「リーン」タイプと、油脂・乳製品・卵などが多く配合された「リッチ」タイプに大別されます。リーンタイプは噛み応えがありシンプルな味で、リッチタイプはきめ細かくやわらかな食感であることが特徴です。
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