密閉して保存する

開封した小麦粉は、虫の侵入や発生が起こらないよう、密閉して保存しましょう。

シバンムシは食品の袋を咬みやぶって侵入することもあるほか、ダニは袋を輪ゴムやクリップで留めた小麦粉からも検出されたとの検査報告も。袋のままではなく、密閉できる容器に移し替える方法がよいでしょう。(※1,3,4)

冷蔵庫で保存する

密閉容器に移し替えた小麦粉は、冷蔵庫での保管が望ましいです。シバンムシは25℃、ダニは27℃程度の温度を好むため、低温の保管が理想。

小麦粉のほかにも、シバンムシは乾燥したさまざまな食品を食べるため、食材はできるだけ冷蔵庫で保存するのがよいでしょう。(※1,3)

虫がわいたらすぐ処分する

虫が発生した小麦粉は、もったいないですがすぐに処分しましょう。シバンムシは仮に食べてしまっても害はないとされていますが、発生源になっているかもしれません。

また、ダニの場合はアレルギー症状を引き起こすおそれがあります。ダニは見ただけではいるかどうかわからないのが難点。異変を感じたらすぐに喫食をやめましょう。(※1,2,3)

古いものやいつ開封したかわからないものは使わない

常温で保存されていた古いものや、いつ開封したのかわからないものが出てきたら、使わずに新しいものを使用しましょう。シバンムシやダニは常温(25~27℃)で繁殖しやすいです。

特にダニは見た目ではわかりづらいので、適切に保存されていなかったものは使わないほうがよいでしょう。(※1,3)

小麦粉に虫がわかないよう対策しよう

小麦粉に発生しやすい「シバンムシ」。何でも食べるうえ、袋まで咬みやぶることがあります。また、開封した小麦粉にはダニも発生しやすいため、小麦粉をはじめとした乾燥した食品は密閉容器に入れたうえで冷蔵庫での保管が望ましいです。虫が好む環境を避けて保存し、対策することが大切ですよ。
【参考文献】
(2024/06/03参照)
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