ひきわり納豆を選ぶ

風邪をひいたときは胃腸の具合も悪くなることもあります。その場合はできるだけ消化が良く、胃腸に負担がかからない食品を選ぶことが大切です。食物繊維や脂肪の多いものは向いていないため、避けるように気をつけましょう。

納豆は良質なたんぱく質を含み、脂質も少ないため、おすすめです。なかでも粒が残る糸引き納豆よりもひきわり納豆を選ぶとよいでしょう。(※1,4,10)

組み合わせる食材を選ぶ

ビタミンA、B2、D、鉄を含む卵は栄養バランスが良いため、納豆と組み合わせるのにおすすめです。ねぎやしょうがには殺菌作用があり、感染症対策に良いといわれています。刻んでたっぷり加えて食べるとよいでしょう。

大葉は納豆には含まれないビタミンAが含まれ、ねぎやしょうがと同じく殺菌作用があるといわれており、おすすめです。(※11,12,13)

食べ過ぎに気をつける

納豆は体に嬉しい栄養素を多く含みますが、食物繊維も含むため、食べ過ぎには注意が必要です。風邪をひいているときは胃腸が弱っている場合もあり、消化の際に負担がかかってしまうおそれがあります。一度にたくさん食べ過ぎず、適度に摂り入れるようにしましょう。(※2,4,10)

加熱に注意する

大豆を発酵させて納豆にするために必要な納豆菌は芽胞と呼ばれる殻を作るため、乾燥や熱にも非常に強い性質をもちます。しかし、納豆菌から作られるナットウキナーゼは加熱に弱い性質をもつ成分です。ナットウキナーゼを効率的に摂り入れたい場合は、加熱をせずにそのまま食べるようにしましょう。(※6,14)

納豆以外に風邪のときに気をつけるポイント

風邪をひいたときのポイント

  1. 睡眠をしっかりとる
  2. 消化のいいものを食べる
  3. 水分補給をする
納豆を食べて風邪対策をしていても、風邪をひいてしまうことはあります。風邪をひいてしまったら、まずは普段より長く睡眠時間をとり、体を休めましょう。

また、食欲が落ちていたり、胃腸が弱っていたりする場合は、消化の良いものを無理なく食べるようにするのがおすすめです。熱が出ている場合は汗で体の水分が奪われるため、水分補給も忘れずにするようにしましょう。体調不良が続くときは、早めに医療機関を受診してくださいね。(※10,15)

納豆を食べて風邪対策をしましょう

納豆にはたんぱく質やビタミン類、ミネラル、納豆菌由来の成分など、栄養が豊富。風邪をひく前にも、ひいたときの食事としても納豆はおすすめですよ。できれば風邪をひく前にしっかり体調を整えておきたいですね。

この記事で紹介したレシピを参考に、普段の食事の中に摂り入れて、免疫力を高めるのに役立てましょう。
【参考文献】
(2024/05/20参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ