ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

離乳食完了期(生後12~18か月頃)の献立のポイント

ポイント

  1. 食事のリズムに気をつける
  2. いろいろな食品を組み合わせて使う
  3. 生ものやアレルギーに注意

食事のリズムに気をつける

離乳食完了期になると、一日3回の食事に加えて1~2回の補食も必要に応じて与えるようにしましょう。

食事は朝昼夕と大人と同じリズムにすると、一緒に食べられるのでよいですね。補食は、食事だけでは摂り切れない栄養を摂取する役割があります。食事と食事の間に時間と量を決めて与えると良いですよ。(※1,2)

いろいろな食品を組み合わせて使う

離乳食完了期になると、食べられる食材の幅がぐんと広がります。いろいろな食材を組み合わせて使うのがおすすめです。

食べられる食材は増えますが、塩分や脂質が多く避けたほうがよい食材もまだありますよ。改めて確認をし、赤ちゃんに無理がないように進めていきましょう。(※3,4)

生ものやアレルギーに注意

離乳食完了期になるとさまざまな食材を食べられるようになりますが、刺身といった生ものはまだ避けるようにしましょう。特に、取り分けて離乳食を作るときには間違えて与えないように注意してくださいね。

また、初めての食材はアレルギー反応を起こすかもしれないので、少量から試すことを忘れずに。まだまだ細心の注意を図りながら進めるようにしましょう。(※5,6)

離乳食完了期の1食分の目安量

1回あたりの目安量
穀類軟飯90g/ごはん80g
野菜・果物40~50g
15~20g
15~20g
豆腐50~55g
全卵1/2~2/3個分
乳製品100g
(※1)
※魚、肉、豆腐、卵、乳製品は1回につきいずれか1種類を与えます。
穀類は軟飯で90g、ごはんで80gが目安になります。仕上がりの硬さによって目安量が違うので注意してくださいね。また、野菜や果物は合計で40~50gを目安に与えます。

量はあくまで目安です。赤ちゃんの様子を見ながら、無理なく食べられる量を与えるようにしましょう。

離乳食完了期のかたさの目安

離乳食完了期のかたさの目安は、歯ぐきでつぶせる肉団子くらいがよいでしょう。食べやすいように食材はひと口大に切ってあげてくださいね。スティック状にしてあげると手づかみ食べや前歯での噛みちぎりの練習にもなるので、赤ちゃんの様子を見て取り入れてみましょう。

まだ肉や魚がパサついて食べづらい様子があれば、とろみをつけてあげると食べやすくなりますよ。(※1,2,4)
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