糖質や脂肪酸の代謝に関わる「パントテン酸」

なまこ100gあたりに、0.71mg含まれているパントテン酸。体内では、糖質や脂肪酸の代謝に関わるなどの働きを持っています。ギリシャ語で「どこにでもある酸」という意味で、広く食品に存在するため、ヒトでの欠乏症が起こることはまれです。(※1,2)

骨の材料になる「カルシウム」

骨や歯の主成分としても知られるカルシウムは、なまこ100gあたりに72mg含まれています。骨以外に血液中や筋肉などにも存在しており、心臓の収縮をサポートする役割もあります。(※1,3)

骨の健康維持に役立つ「マグネシウム」

なまこには、100gあたり160mgのマグネシウムが含まれています。カルシウムやリンとともに骨の健康維持に欠かせない成分であり、そのほか筋肉の収縮、体温や血圧の調整などに働きます。(※1,4)

中身も注目。このわたに含まれる栄養成分

栄養

  1. 骨の健康維持に関わる「ビタミンK」
  2. エネルギー生産をサポート「ビタミンB2」
  3. アルコールの分解に関わる「ナイアシン」
  4. 貧血対策に必要な「鉄分」
上でも紹介したように、なまこは身だけだけでなく内臓も「このわた」として食べられます。このわたも、なまこに負けじとさまざまな栄養素が詰まった優秀食材なんですよ。それでは詳しく見ていきましょう。

骨の健康維持に関わる「ビタミンK」

このわたには、100gあたり23μgのビタミンKが含まれています。ビタミンKの主な働きは、ケガなどで出血してしまった際に、血液を固めるサポートすること。そのほか、骨の健康維持にも関わっています。(※5,6)

エネルギー生産をサポート「ビタミンB2」

このわた100gあたり、ビタミンB2は0.50mg含まれています。ビタミンB2は別名「発育のビタミン」とも呼ばれており、名前の通り成長を促したりエネルギー生産をスムーズにおこなうために働きます。(※2,5)
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