ライター : 渡邊沙耶

管理栄養士 / 料理好きOLライター

蕎麦湯とは

※画像はイメージです
そば湯とは、そばをゆでた際に出るゆで汁のことです。そば屋でそばを食べたあとによく提供されますね。そば湯を飲む風習は、江戸時代に信州から江戸へ広まったとされています。当時は胃腸を整えるための薬代わりとして愛飲されていたようです。(※1)

蕎麦湯の飲み方

そのまま飲む

そば湯は、まずはそのまま飲むのがおすすめです。そばの風味をダイレクトに味わうことができます。とろりとした喉越しとそばの香りを楽しみましょう。

そばつゆで割る

そば湯をそばつゆで割ると、より飲みやすくなります。出汁の味と相まって、そのまま飲むのには抵抗がある人も飲みやすいでしょう。ねぎやわさびなどの薬味が余っていれば、一緒に入れて楽しむのもおすすめです。

蕎麦湯には栄養がない?

そば自体には、ビタミンB1やB2、ミネラルが豊富に含まれています。これらの栄養素は水溶性のため、そば湯にも溶けだしています。そのため、そば湯にもしっかりと栄養がありますよ。

具体的にどんな栄養や効果が期待できるのかを、詳しくみてきましょう。(※1,2,3)

蕎麦湯の栄養と効果効能

栄養

  1. エネルギー代謝に欠かせない「ビタミンB1」
  2. 細胞の再生に関わる「ビタミンB2」
  3. 血圧の上昇を抑制する「カリウム」

エネルギー代謝に欠かせない「ビタミンB1」

ビタミンB1はブドウ糖からエネルギーを産生する際に必要な栄養素で、水溶性です。そば(乾麺)には100gあたり0.37mgのビタミンB1が含まれており、そば湯を飲むことで、そばに含まれるビタミンB1を摂取することができますよ(18歳以上の女性のビタミンB1の一日当たりの推奨量は1.1mg)。(※4,5)
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