かつお、ぶり、鯛

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端午の節句では、かつお、ぶり、鯛など縁起物の魚を用意します。かつおは「勝男」と書くことができ、男の子の健やかな成長を祈願する端午の節句にぴったりの縁起のよい食べ物とされています。そしてぶりは、成長とともに名前が変わる「出世魚」です。子どもの出世を願う意味を込めて、端午の節句に食べられます。

鯛は赤色がおめでたいということ、また「めでたい」の語呂合わせからお祝い事によく登場する魚です。また赤色は邪気を払うとも言われます。七福神の恵比寿様が抱えているのも鯛なので、縁起のよい魚として好まれていますよ。

うなぎ

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端午の節句ではぶりやかつおだけでなく、うなぎもおすすめです。うなぎは「うなぎのぼり」という言葉があるように、人気や数字、地位がどんどん上昇していくという意味があり、縁起のよい食べ物とされています。 端午の節句にうなぎを準備することで、子どもの健やかな成長と将来の成功を願いましょう。

たけのこ料理

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端午の節句の代表的な食べ物として、4〜5月が旬であるたけのこが挙げられます。たけのこはまっすぐ大きく伸びることや早く成長することから、子どもがまっすぐ健やかに育つことを願い縁起のよい食べ物として用意されるようになりました。たけのこ料理は、煮物やお吸い物にしたりたけのこごはんにしたり、さまざまな料理に取り入れられます。

当日の流れは?食事会の基本のすすめ方

基本の流れ

  1. 会場の準備
  2. 乾杯
  3. 締めの挨拶

会場の準備

飾り付けに明確なルールはありませんが、ひな人形は立春(節分の翌日)~2月中旬ごろ、五月人形は春分の日(3月20日前後)~4月中旬ごろまでに飾るのがよいとされています。前日に飾るのは縁起が悪いという言い伝えがあるので、1〜2週間前までには飾るようにしましょう。

ひな人形や五月人形のほかにも、華やかな飾り付けをしておくと当日素敵な記念写真が撮れますよ。100円ショップやスリーコインズなど、プチプラで購入できるデコレーショングッズを活用するのもおすすめです。

料理はあらかじめメニューを決めておき、当日余裕を持って準備できるよう計画を立てておきましょう。

当日の進行方法

近しい親族が集まる場合は、かしこまらず「乾杯の挨拶」「締めの挨拶」を押さえておくといいでしょう。なお地域によっては、食事会に参加してくれた人々に手土産(引き出物)を渡すケースもあります。その場合は締めの挨拶のあと、参列者が帰宅するタイミングに手渡しするのが一般的な流れです。
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