ライター : 相羽 舞

管理栄養士

生後8ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べない……なぜ?

8ヶ月になって、それまでは離乳食をよく食べていたのに食べなくなった……となると、家族も悩んでしまいますよね。

7~8ヶ月頃(離乳食中期)は離乳食にも慣れ、食べられる食材の固さや大きさが変化していく時期でもあります。考えられる原因と対策を見ていきましょう。(※1,2,3)

離乳食中期の赤ちゃんが離乳食を食べない理由

離乳食中期の赤ちゃんが食べない理由

  1. 食感や形が合わない
  2. お腹がすいていない
  3. 味に飽きてしまった
  4. 食事に気持ちが向いていない

食感や形が合わない

8ヶ月頃の赤ちゃんは食材の固さや大きさが合っていないと、嫌がることがあります。この頃は舌と上あごで食べ物をつぶし、ひとまとめにして飲み込む動きを覚えていく時期です。食材が固すぎる、またはやわらかすぎないかどうか口の動きを見ながら確認してくださいね。

口の動きとしては、口が左右対称に引かれるように食べている様子が目安です。あまり口を動かさずすぐに飲み込んでいるようなら、もう少し固めでもよいかもしれません。(※1,2,4)

お腹がすいていない

離乳食を食べない原因は、単純にお腹がすいていないということも考えられます。授乳したばかりだったり、あまり活動していなかったりして空腹を感じていないのかもしれません。食事のタイミングでお腹がすくような生活リズムに整えていくとよいですよ。(※1,2)

味に飽きてしまった

離乳食開始の頃は調味は必要なく、素材の味を大切に調理をします。8ヶ月頃になるとだんだんと離乳食に慣れて、同じようなメニューや味に飽きてきたのかもしれません。

似たような内容になっていないか見直し、いろいろな食材の味を体験させてあげましょう。ごく少量の塩、しょうゆなどの調味料も使えるようになってきます。(※2,4,5)

食事に気持ちが向いていない

精神的に発達がすすみ興味がひろがることで、食事に気持ちが向かない赤ちゃんもいます。そのときの気分や体調で、食べないものが変わるといった姿がみられる場合も。

気持ちが食事に向いていないときは、無理強いせずに切り上げましょう。食べないだけで機嫌や体調がよければ、あまり心配はいりません。(※1,2)
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