ライター : 小嶋絵美

フードライター / 管理栄養士

離乳食の「フリージング」って?向いている食材は?

Photo by 小嶋絵美

フリージングとは、加熱調理して作った食材を冷凍しておくこと。時短で離乳食の準備をするのに役立ちますよ。おかゆや種類別に加熱した野菜や魚、肉などがフリージングに向いています。

赤ちゃんに与える食事のため、特に気をつけたいポイントがあります。それではフリージングを活用するポイントを見ていきましょう。(※1,2)

離乳食をフリージングストックする方法

ポイント

  1. 月齢に合わせて下ごしらえする
  2. 小分けにする
  3. 素早く冷凍する

1. 月齢に合わせて下ごしらえする

離乳食を食べている赤ちゃんに合わせて下ごしらえをしましょう。例えば、初期ならすりつぶしやペースト状、中期ならみじん切り、後期なら5~8mmくらいの角切り。赤ちゃんの発達・個人差に応じて、徐々にステップアップをしていきます。

なお、冷凍すると食感が悪くなるじゃがいもや豆腐、ゆで卵の白身のフリージングは避けましょう。じゃがいもは、マッシュ状にすると冷凍できますよ。(※1,2,3)

2. 小分けにする

赤ちゃんが食べる1回分ずつの量を、小分けにして冷凍すると無駄がありません。ペーストなら保存袋に薄く伸ばして入れ、冷凍後に分けやすいよう線をいれておいたり、製氷皿や小分けの容器を利用したりすると便利ですよ。(※2)

3. 素早く冷凍する

食材を調理後にしっかり冷ましたら、素早く冷凍させます。ペーストのように伸ばせるものはなるべく薄くし、空気を抜いて冷凍しましょう。アルミトレーにのせて冷凍庫に入れると凍結スピードが速くなりますよ。(※1,2)

フリージングストックを解凍するときのポイント

離乳食のフリージングでは1回分ずつを冷凍し、使う分だけ解凍しましょう。自然解凍は雑菌が繁殖するおそれがあるので、避けてくださいね。

また、フリージングを解凍して食べなかったものを再冷凍するのもやめましょう。(※1,2)
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