ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

離乳食初期から赤ちゃんに野菜をあげても大丈夫?

離乳食初期は、母乳やミルク以外のものを初めて口にする食事です。どんなものを与えていいのか、不安になってしまいますよね。

離乳食初期はおかゆからスタートして、いも類や野菜、豆腐や白身魚などのたんぱく質と進めていきます。離乳食初期に野菜を食べても問題ありませんが、気をつけたい点がいくつかありますよ。具体的にみていきましょう。(※1)

離乳食初期の野菜の進め方

おすすめの順番

  1. 甘みのある野菜
  2. 舌触りの良い野菜
  3. アクの少ない葉物野菜

1. 甘みがある野菜

おかゆに慣れてきたら、野菜のペーストを与え始めます。おかゆには甘みがあるので、初めて野菜類を食べるときには甘みのあるものが食べやすいですよ。

さつまいもやじゃがいもなどのいも類やかぼちゃ、玉ねぎ、とうもろこしなどがおすすめです。(※1,2)

2. 舌触りの良い野菜

甘みのある野菜のほかには、舌触りが良いものがよいでしょう。滑らかなペーストは飲み込みやすいので、離乳食初期の赤ちゃんが食べやすいですよ。

にんじんやかぶ、ブロッコリーが滑らかなペーストになりやすいのでおすすめです。(※2)

3. アクの少ない葉物野菜

舌触りの良い野菜が上手に食べられたら、アクの少ない葉物野菜を与えてみましょう。葉物野菜はやわらかい葉先を使います。

繊維が豊富でペーストにしづらいですが、包丁で細かく刻んでから裏ごしすると良いですよ。白菜やキャベツなどがおすすめです。(※2)

知っておこう!離乳食初期にNGな野菜

一覧

  1. れんこん
  2. 山芋
  3. ごぼう
  4. アスパラガス
  5. アボカド
  6. ピーマン
  7. もやし
  8. きのこ類
  9. にんにく
  10. しょうが
離乳食では、消化しにくいものや辛味、刺激のあるものはまだ使うことができません。上記の野菜は避けるようにしましょう。

アボカドは滑らかになりやすいので使いやすいのではと思われる方もいるかと思いますが、脂質を多く含んでいるため離乳食初期には不向きです。えぐみがある野菜も離乳食初期には使わないようにしましょう。(※1,2,3,4)
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